WordPressのCDN(Photon)を有効化しました
CDN (Cloud Delivery Network)としてはCloudFlareが有名ですが、次の事から躊躇していました。
- NS管理を渡す事になり、WordPress管理画面の情報などもCloudFlareに筒抜けになる
- httpsプロトコル(SSL通信)に対応するには、Proバージョン(月額$20)にする必要がある
HTTPSは利用したいけど、月額$20は高いよな…。それと、GoDaddyにしてから、サーバリソースが不足気味なので、救済したいな〜。
そう思っていたら、次の記事を見つけました。ありあとうございます。次の記事では、JetPackやPhotonの有効化の方法が出ていますので、ご参照ください。
WordPressのプラグインJetPackの機能の一つに、Photonと言う、WordPress社が運営しているCDNを利用する機能がありました。これを使うと、画像ファイルのみ、WordPress社のサーバからダウンロードできる様になります。このプラグインを有効化する事で、画像ファイルを指すURL(imgタグ)のリンク先が自動的に書き変わります。
それと、Photonは、簡単に有効化と停止ができますので、簡単に試せます。
CDN(Photon)利用前。
CDN(Photon)利用後。
imgタグのURLが、i*.wp.comに変更になっています。
GTmetrixを使って、速度を比較してみました。さらに、上記リンク中で紹介のあった、実際のブラウザ側での表示時間を計測する方法を試してみました。
項目 | サーバー博士 | GoDaddy | GoDaddy+Photon |
---|---|---|---|
Top | |||
Page Speed (Google) | A (91%) | B (89%) | B (89%) |
Yslow (Yahoo) | B (84%) | B (84%) | B (84%) |
Page Load Time (sec) | 4.44 | 3.26 | 2.71 |
Page Size (kB) | 226 | 275 | 300 |
Requset | 41 | 48 | 46 |
ブラウザ時間 (sec) | – | 6.84 | 3.28 |
Page | |||
Page Speed (Google) | A (90%) | C (79%) | B (87%) |
Yslow (Yahoo) | B (80%) | C (79%) | B (80%) |
Page Load Time (sec) | 7.01 | 3.68 | 3.35 |
Page Size (kB) | 317 | 632 | 427 |
Requset | 52 | 64 | 63 |
ブラウザ時間 (sec) | – | 9.4 | 4.69 |
確かに速くなっています。
ですが、Yslowにおいて、CDNを利用しているとは認識されていない様です。
CSSなどが対象外だからでしょうか? また、テーマファイル中の画像も、CDN(Photon)の対象外の様です。
ブラウザ側での表示時間の計測です。
CDN(Photon)利用前のTopページ。
CDN(Photon)利用後のTopページ。
CDN(Photon)利用前の人気ページ。
CDN(Photn)利用後の人気ページ。
ブラウザ側で計測しているので、ブラウザの速度の影響も出ます。これらは、Firefoxでの計測結果です。Chromeを使うと、もう少し速く表示できます。Chromeの方が、ブラウザとして高速なのですね。ちなみに、Safariだと計測できませんでした。
また、WordPressから、画像のWidthとHeightを取れなくなってしまう様です。
<img src="https://i1.wp.com/oichinote.com/manakana/files/2012/02/mkg-kana-lovely-wedding.png?resize=150%2C150" width="" height="" alt="佳奈さんLovely Wedding" />
widthとheightが空になっています。CDN(Photon)を有効化しない時は、それぞれ150が入っていました。ページソース中にwidthとheightを書いてある場合も消えてしまいます。
<img src="https://i2.wp.com/oichinote.com/plus/files/2013/05/20130519peter-rabbit-garden.png?resize=480%2C289" alt="ピーターラビットガーデン野菜の収穫量とXP" class="alignnone size-full wp-image-8172" data-recalc-dims="1" />
これが難点です。
意外だったのが、httpsプロトコル(SSL通信)でも、WordPressのCDN(Photon)が有効な事です。
CloudFlareだと有料プランなのに、WordPressは太っ腹です。
GoDaddy側の負荷が下がったかどうかは、ちょっとわかりません。リソースのグラフを見ても、あまり改善されていない様な感じです。
とにかく、しばらく使ってみようと思います。
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