ソフトバンクの「ゲームで学べる手話辞典」は結構使える
ソフトバンクから、iOS用の手話辞典アプリ「ゲームで学べる手話辞典」がリリースされました。iOS 6以降に対応しています。
このアプリ、かなり良くできています。
辞典として使う「学ぶ」モードと、ゲームを通じて手話の読み取りを学習できる「遊ぶ」モードがあります。
辞典としては、3,000語の見出し語があるそうです。ただし、そのうち無料で閲覧できるのは1,400語です。残りは、アプリ内課金(400円×3)で追加する必要があります。400円は消費税率5%の価格なので、消費税率があがったら、値上げになるそうです。
それと、見出し語が違っても、同じ手話表現の場合もありますので、収録されている単語は、3,000よりも少ないと思います。
無料の1,400語でもある程度は使えますけれど、基本的な単語を閲覧できなかったりして、ちょっと残念です。
でも、全部買っても、1,200円です。紙の手話辞典を買うより手頃です。かさばらないし、検索機能はあるし。
[amazonjs asin="4331506800" locale="JP"]いろいろな機能を試した上で気に入ったので、私はリリースされている物全部を買いました。売り上げの一部は、「聴覚障がい者支援団体などへ寄付」との事なので、慈善活動にもなります。
「学ぶ」モード画面の例です。以下の画像は、「ゲームで学べる手話辞典」を紹介するために、著作権法で許されている範囲内で、引用(アプリ画面をキャプチャ)した物です。
次の手話表現は「愛」です。
3D表示モードなど、目を引く機能がありますが、「語源」機能が地味に便利です。
手話を覚える時、「語源」と一緒に覚えると、覚えやすいのです。手話表現モードの中から簡単に、「語源」を参照できます。
3D表示モードも便利で、横や斜め上から見たり、さらには自分から見た手話を閲覧できます。
手話初心者が最初に覚えなければならないのが「指文字」です。このアプリには、指文字その物は載っていないのですけれど、もっと便利に指文字を表示できます。
この様に、検索欄にひらがなで入力すると、その検索ワードを指文字で表現してくれます。
「学ぶ」モードでは、あいうえお順の他に、カテゴリー別表示や、シーン別例文集もあって、便利に使えます。
「遊ぶ」モードも工夫されています。
手話学習において、「手話の読み取り」は、手話教室に通うなどしないと、チャンスがありません。でも、このアプリの「遊ぶ」モードでは、手話の読み取りをしながら、敵を倒して行きます。ヒント機能もあって、初心者でも安心です。
また、ゲームスタートの途中から音が鳴りだすのですが、その直前に「この先、音が鳴ります」と警告画面が出るのも親切です。
手話学習に興味がある方は、ぜひインストールしてみて下さい。
ただ、難点は、画面表示にハードウェアパワーが必要な事です。私のiPod touch 4th Genだと、操作がかなり重たいです。ギリギリ使えるレベルです。我慢して使っていると言うべきかもしれません。
iPhone 5Cだと、サクサクに動きました。
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