映画「イエスマン”YES”は人生のパスワード」を観ました
映画「イエスマン"YES"は人生のパスワード」(Yes Man)を観ました。コメディ映画です。
以下、物語の核心を含むネタバレがあります。あらすじは次の通りです。
うだつの上がらない銀行員カール。仕事もプライベートも、いつも「NO」。楽しみと言えば、DVDを借りて家で観ているだけ。
親友との約束を破ってしまった事をきっかけに、"Yes!"セミナーに参加します。そのセミナーでは、「すべての事に"YES"と言う」事が信条になっています。カールは、"YES"と言う事を約束させられました。
それからは、全く生活が変わります。答えは、全部"YES"です。"NO"と言ってしまうと、災いが降り掛かるのです。
苦しい場面でも、"YES"と言い続けたおかげか、仕事もうまく行き、アリソンと言う彼女もできました。婚約もできて、気ままな旅行を楽しんでいた矢先、テロリストではないかと疑われ、FBIに捕まってしまいます。
なんとか疑いは晴れましたが、アリソンにカールが"YES"しか言わないと言う事を知られてしまいます。その為、信じてもらえなくなり、振られてしまいます。
離婚した妻から、復縁を迫られ、"NO"と言います。その為、又いくつもの災難に教われます。交通事故にも遭ってしまいますが、事故の相手が例のセミナーの講師だったのです。講師に"YES"と言わなければならない真意を聞くと、それは"YES"と言う事に慣れ、人生を肯定的に過ごす為だったのです。必要に応じて、"NO"と言っても良いのです。
アリソンの事が忘れられないカールは、アリソンに本当の気持ちを伝え、よりを戻しました。
日本語版Wikipediaだと、詳しい記述がありません。
英語版には、しっかり書かれています。
あまりパッとした映画ではなかったですが、面白かったです。
"NO"って言って、逃げ続ける方が楽なのかな? 身の回りの事、全否定で過ごしていたら、つまらない毎日でしょうね。自分を向上させる事ができません。本当に、"Yes"と言う事を義務づけて生活したら、人生変わるかも…。
映画の中では、"Yes"と言い続けたおかげで身に付いた事が、いろいろな事件を解決する為に役立っているんですよね。習ったギターで、自殺しようとしている人を助けたり、習った韓国語で、ブライダルストアの韓国人店員に話しかけたら、話がうまい様にまとまったりと。
でも、信条を曲げてまで、"YES"と言う事は必要ない訳で、カールも元妻から復縁を迫られたときは"NO"と言いました。その為に、災難が振ってくる訳ですが、"Yes!"の呪縛からは慣れるきっかけでもありました。
全部"YES"も、全部"NO"も、極端ですよね。みんな、状況に応じて、"YES"と"NO"を使い分けていると思います。
"YES"か"NO"か迷ったら、とりあえず"GO"と言うのもありだよな。走ってから軌道修正できる場合は。
でも、人生の岐路になりそうな重大な決定のときは、真剣に悩まなければなりません。正しい道を選べると言う、人間の超能力を信じて。
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