25thまさしんぐWORLDコンサート2010レポートです
5月19日、25thまさしんぐWORLDコンサート2010に行ってきました。本日、兵庫県立芸術文化センターで、千秋楽を迎えたはずです。これで、コンサートレポート解禁です。
さて、コンサートレポートの為に書いておいたメモを…と、広げてみると、何の事かさっぱりわからない…。今回は難しいかも。時間を追って書いて行くと、思い出すかもしれないので、挑戦してみます。
ざっくりした流れは、次のような感じです。
- 座長挨拶
- 第一部(チキンガーリックステーキ、佐田玲子)
- 第二部(さだまさし)
18:10開始でした。座長挨拶がありますと言うアナウンスの後、客席左側のドアから、さだまさしさんが登場しました。スポットライトの中をしゃべりながら、さださんが歩いて行きます。私の席から5メートル位の所まで接近しました。こんなに近くで見たのは初めてです。さださんは、通路側のお客さんと握手しながら、ステージに向かって歩いて行きます。
ステージにあがった後、挨拶が始まりました。
まさしんぐWORLDは、ファンのみなさんに向けた特別の会。劇をやったり、劇をやったり、劇をやったりしましたと、ボケます。昨年の12月に、さださんのお父様、佐田雅人さんが亡くなっています。2月2日にお別れ会が開かれたのですが、それは関係者向け。一般の方、ファンの方向けにも、何かしたいと言う事で、今回のまさしんぐWORLDは、お父様を偲ぶ会になった旨のお話をされていました。
さださんのお父様は、戦争で生き延びるだけで、人生の運を全部使っちゃったみたいな話をされていました。でも、話を聞くと、本当に厳しい戦いだったようです。良く生き延びてくれました。
いつか、「さだのやばいじいちゃん」(タイトルは、「佐賀のがばいばあちゃん」のパクりですね)を出したいと言っていました。
などと言う話の中で、客席の最前列がぽっかり空いている事を指摘して「私の歌が始まる頃には到着していると思います」と言うような話の後で、他の話をしていたら、その席にお客さんが到着しました。ほらね〜みたいに、さださんがいじったら、照明の人が悪ふざけをして、そのお客さんにスポットライトを当てていました。ものすごい、コンビネーションだと思いました。
さださんが退場した後、緞帳(どんちょう)があがり、チキンガーリックステーキの登場です。
- 夢ばかり見ていた
- 風がきれい(NHKみんなの歌で放送された)
- スリラー
- また会えるかな また会えるね(追記 2010-05-29 18:17)
を唄いました。入れ替わりで、佐田玲子さんの登場です。
- 夢伝説
- 優しさに包まれたなら(松任谷由実さんのカバー)
- ハッピーハッピーバースデー
を唄いました。ハッピーハッピーバースデーは、今月7日が佐田玲子さんのお誕生日だったからです。
ここまでが第一部です。18:55終了でした。
10分の休憩の間に、ロビーでおにぎりを二つ食べました。こんな事まで書かなくて良いですね…。本当は、休憩の間にTwieetしたかったのですが、NHKホールはケータイの電波を遮断しているようで、できませんでした。
19:05から、第二部の始まりです。第二部で唄われた曲は、次の通りです。括弧内は、収録されているCDです。
- 案山子(さだまさしベスト)
- 惜春(Only SINGLES)
- 邪馬台(うつろひ)
- 転宅(帰郷)
- 薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク(ほのぼの)
- 茨にもきっと花咲く(予感)
- その橋を渡る時(予感)
- 私は犬に叱られた(予感)
- 戦友会(ほのぼの)
- 銀杏散りやまず(さよならにっぽん)
- 精霊流し(さだまさしベスト)
- 生生流転(Only SINGLES)
E.C.1 風に立つライオン(さだまさしベスト)
「案山子」を唄った後、案山子の舞台は、島根県津和野だと話されていました。昭和41年に、さださんのお父さんの戦友会に連れて行ってもらった場所だそうです。その時の風景が目に焼き付いているのだとか。
「惜春」は、さださんのお父さんが好きな唄だそうです。惜春を唄わないと、「あれは唄わないのか? もう5年くらい唄っていないぞ」と言うのが、口癖だったそうです。実際は2, 3年でも、5年とひとまとめに言ってしまうらしいです。
「転宅」「薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク」は、生活が苦しかった頃を唄った唄だとお話していました。
宮崎康平さんの話になりました。
宮崎康平さんには、お世話になった3人の親友がいて、その一人がさださんのお父様だそうです。さださんとお父様とで、宮崎康平さんに卑弥呼の話を全部聞いた話、コーラを初めて飲まされて、とてもまずかったのだけれど「おいしい」と顔を作った話(宮崎康平さんは目が見えないのですが)、卑弥呼の話を聞き終わった後、宮崎康平さんの釣ったエビをご馳走してくれた話(さださんは、エビがキライですが、せっかく宮崎康平さんが釣ったので、エビをコーラで流し込んだそうです)なんかをしていました。
他、宮崎康平さんの活躍(島原鉄道の話など)も話されていたのですが、Wikipediaをご覧下さい。
さださんのお父さんは、非常に元気で、100歳まで生きるつもりだったと思うと言う様な話をされていました。それが、急激に衰えたのが、大腿骨を骨折した為だそうです。骨折したのは、家の中で、たった二段の段差を降りる事を惜しんで物を取ろうとした時に転んでしまったのだそうです。痛ましい事です。歳をとってからの怪我は、気をつけなければなりません。
どういう話の流れだったか忘れたのですが、人は次の事に悩むのが当たり前だと。
- 自分の居場所
- これで、何になるか
「誰だって、転ぶものです。転んだら、どうやって立て直すか難しいけれど、まず立ち上がろう」と。私は、今ちょっと転んでいる時期なのですが、何とか立ち上がらなければダメですね。立ち上がる事を頑張ろうか…。
これもまた、どの曲でだったか忘れたのですけれど、ステージ上の演奏者の動きがシンクロして、バシッと決まる曲がありました。唄だけではなく、ステージ上の演奏者も見られるのが、生コンサートの醍醐味の一つですね。
お父様の話をするのも飽きてきたと言う事で、6月9日発売予定の「予感」の話です。
[amazonjs asin="B003EW4J5S" locale="JP"]すごく忙しくて、発売出来ないかもしれないと思ったそうです。(追記 2010-05-29 18:18 加山雄三さんの曲を作ったり、)Story Seller 3に載せる短編小説を依頼されたり、して。
曲のタイトルを考えるのが、最近面倒になったと話していました。それで、「その橋を渡る時」みたいな、そのまんまのタイトルになったとか。
昨年、犬の唄がヒットして依頼、さださんが犬に好かれるようになったと言う話。そんな時、夢の中に人の背よりも高い犬が夢の中に出てきて、正座をしてさだ
さんを叱ったそうです。人間は犬のおかげで、今の生活があるのに、犬を大事にしていないと。例えば、嗅覚(におい)の判別を全て犬に任せたおかげで、人間
の前頭葉が発達したとか。そんな話をした後で、「私は犬に叱られた」です。タイトルだけ聞くと、コミックソングの様に思えますけれど、違います。哲学的な
唄です。この曲を聴いたスタッフも、感動していいのか、笑っていいのかわからなくなったと…。私は、感動しました。
今回の「まさしんぐWORLD」が、さださんのお父様を偲ぶ会になると言うのは、「まっさん旅日記」(さだまさし携帯サイト)の情報で知っていました。だったら、「戦友会」は絶対に唄われるだろうなと思っていたら、やはり唄われました。この唄を聴くと、戦争で悲しむ人たちを作ってはいけないと、強く思います。
さださんが大借金を作った映画「長江」は、さださんのお父様が製作総指揮だったのですね。「生生流転」は、長江のテーマ曲です。終演時間を過ぎていますが、唄っていいですか? と言う事でしたが、もちろんOKです。
ここで、緞帳が降ります。そして、拍手鳴り止まず。緞帳が再び上がり、着替えたさださんが登場しました。さださんは、お父様に無理やり会わされた人は多かったけれど、この曲のモデルとなったお医者さんに会わせてくれた事は感謝しているそうです。そしてアンコール曲「風に立つライオン」。
長くて、まとまっていなくてすみません。推敲もしていません。大急ぎで書き上げました。
多分、「25thまさしんぐWORLD 2010」DVDが発売されるでしょう。このDVDは、絶対に手に入れたいです。
[amazonjs asin="B0045LNHWI" locale="JP"]本当に、感動したコンサートでした。お父様を偲ぶ会と言う事で、湿っぽくなるのかな? と思ったら、全くそんな事はありません。楽しく、想い出を語られていました。
私は、さださんのお父様にコンサート会場でお会いした事は無いのですけれど、さださんの事、ファンの方を非常に大切にしていた、立派な方だと思います。
合掌。
(追記 2010-05-29 18:19)
曲目・感想 2010/5/19 25th まさしんぐWORLD2010 NHKホール さだまさしと鳥が好き/ウェブリブログ
を読んで、少し思い出したので、少しだけ書き足しました。ありがとうございます。
ディスカッション
くわしい~。大作ですねぇ。コンサートの様子がよくわかります。宮崎康平先生の話は、Wikipediaにも載ってましたかぁ・・。
にし(sadafan24)さんへ、初コメントありがとうございます。
記憶のまま、書き連ねてしまいました。
にし(sadafan24)さんのブログと合わせて、記憶がさらに蘇ってきました。ありがとうございます。