2段ルーターでDSブラウザ[追記あり]
家の中に、古い無線ルーター、coregaのWLBAR-11が使われずに転がっていたので、ニンテンドーDS用のアクセスポイントになるか試してみました。結果は成功ですが、かなり苦労しました。
まず、2段ルーターにするために設定しなければなりません。説明書を読むと、工場出荷時の設定で、WAN側はDHCPでアドレスを取得するようになっているようです。LAN側にはきちんとDHCPサーバー機能を持っています。つまり、(元のLAN側設定がDHCPでアドレスを配っているなら)既存のネットワークにつなげば、すぐに2段目のルーターとして使用できると言う事です。WLBAR-11のWAN側もLAN側も有線接続して、うまく動作しました。
次は、無線アクセスポイントとしての設定です。工場出荷時の設定だと、SSID通知、暗号化無し、クライアントMACフィルター無しと言う、甘々(あまあま)な設定です。すかさず、SSID非通知、WEP128bit、クライアントMACフィルターを設定しました。
そして、DSブラウザの設定です。SSIDとWEPパスワードを設定して、接続テストをしてみました。ところが、「エラーコード51099 アクセスポイントが見つかりません。SSIDが正しいかご確認してください。DS本体をアクセスポイントに近づけてください。」と言うエラーが出ます。SSIDもパスワードもあっているよなー。試しに、SSID通知状態にしても、やはりアクセスポイントを見つけられません。
ルーターの無線機能が壊れているのかな? と思って、別な部屋で別のパソコンの無線LANの設定をしてみたら、あっさりつながりました。ルーターの無線機能は動いています。
ネットをいろいろ検索していたら、ニンテンドーWi-Fiコネクションまとめ – トップページを見つけました。動作確認済みAPに、WLBAR-11の記載がありました。「転送レート設定を固定レートの2Mbpsのみにする」と。
この設定をした所、あっさりつながりました。WLAN→オプション→データ転送レート(転送レート設定)→固定レートで、2Mbpsの所にだけチェックを入れます。
調べていてわかったのですが、ニンテンドーDSの無線LANは、IEEE 802.11(無印)なのですね。理論上最大レートが2Mbpsなのです。開発陣に聞くニンテンドーDSブラウザーのコンセプトに記事が載っています
WLBAR-11はIEEE 803.11と803.11bに対応しています。本当はそのままつながるはずなのですが、ニンテンドーDSの無線LANチップとWLBAR-11の無線LANチップの相性が悪いらしいのです。ニンテンドーWi-Fiコネクションまとめ – トップページのアングラ情報にIntersil社製Prismチップとは相性が悪いと書いてあります。そして、http://www.toppage.ne.jp/Image/catalog_img/0042203060002_l_0001.PDFの右下に、WLBAR-11は「無線コントローラチップに世界シェアNo,1のIntersil社製Prismを採用」としっかり書かれています。つながらないわけだ〜。
ニンテンドーDSブラウザが使えるようになるまで、2時間半くらい掛かりました。
過去に書いた記事です。
(追記 2008-11-05 18:40)WEPは危険らしいので、家のネットワークからDSを締め出しました。
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