iBookG4とヘッドセット
iBook G4は、Mac OS X 10.3.9 Pantherで使っている。iBook G4には、純正の内蔵Bluetoothアダプタを入れてある。
当初、iBook G4とBT-450Rxをペアリングしようとした時、「ヘッドセットを設定できませんでした。お使いのBluetoothハードウェアがヘッドセットに対応していません。」というメッセージが出て、ヘッドセットとして使えなかった。
もう、だいぶ前の事になるのだが、この問題を解決する事が出来た。
Bluetooth機器を接続する時、OS Xの「Bluetooth設定アシスタント」を使う。上記メッセージが出ていた頃、Bluetooth機器として、「ほかのデバイス」を選んでいた。「ヘッドセット」という選択肢がなかった為だ。
ネット上をいろいろ探していると、Bluetooth設定アシスタントでヘッドセットが出るようになる為には、Bluetoothソフトウェア1.5とBluetooth Firmware 1.2の組み合わせが必要な事がわかった。D-LINKのDBT-120に関する記事を見ていてわかった。
Bluetoothソフトウェア1.5は、普通にインストールすれば良い。
しかし、Bluetooth Firmware Updateは、パッケージをアップルからダウンロードしてインストールしただけでは設定が終わった事にならない。アプリケーションフォルダのユーティリティにある、Bluetooth Firmware Updateを実際に起動して、Firmwareを更新する必要がある。
最初、これに気がつかず、てっきり、Bluetooth Firmware Updateパッケージをインストールしただけで、Firmwareが更新されていたものだと思っていた。
Firmwareを更新すると、Bluetooth設定アシスタントで、「ヘッドセット」が出てくるようになる。
Bluetooth設定アシスタントで、ヘッドセットをえらんでからセットアップすると、無事、BT450RxがBluetoothのオーディオデバイスとして認識されるようになった。
もう一つの手持ちのヘッドセットDR-BT30Qは、OS X 10.3.9では使えないようだ。Bluetooth設定アシスタントでペアリングは出来る物の、オーディオデバイスとして認識されない。
試しに、iBook G4にOS X 10.4.8をインストールした所、ペアリング、オーディオデバイスとしての認識がOKになった。ちなみに、マイナーバージョンの付かない10.4では、10.3.9と同じく、ペアリングはOKになる物の、オーディオデバイスとして認識できない。10.4から10.4.8へアップデートされるどこかの過程で、Bluetooth周りの調整が入ったようだ。
OS X 10.3.9で、DR-BT30Qを使おうとしている人は要注意。使えない可能性が高い。
（追記：ホームページ のBluetoothあれやこれや にまとめ記事を掲載しました。）