Steve Jobsの残したイノベーション
今朝、テレビを見て、Steve Jobsが亡くなった事を知りました。
ご冥福をお祈りいたします。
iPhone 4Sを発表した翌日の死。晴れ舞台を台無しにしない為に、気力で生き抜いたんじゃないでしょうか? きっと、たぶん、そうだと思います。
iPhoneが、"5"ではなくて、"4S"だった理由は、"for Steve"だったと言う噂があります。"4"の発音はフォーなので"for"(フォー)の意味です。つまり、「スティーブの為のiPhone」と言う事です。
Steve Jobsの経歴を、Wikipediaを読んで再学習しました。
Steveは、数々のイノベーションを起こしているのですね。経営学者のピーター・ドラッカーによると、イノベーションは、単なる改善ではなく、古い物を捨てて、新しい物を生み出す事です。
これに照らし合わせて、Steve Jobsの功績を見てみます。
- Apple社の創設
- Macintoshの発売
- iMacの発売
- iPodの発売とiTunes
- iTunes Store開始
- iPod touchの発売
- iPhoneの発売
- iPadの発売
以下、私の視点・考えです。Steve Jobsが一番初めでは無い事もありますが、世の中に与えた影響と言う事に主眼を置いています。
1. Apple社の創設
これがなければ、今の製品はなかった事になります。
Appleを興す事で、「パーソナルコンピュータの市場を生み出す」と言うイノベーションを起こしました。
私にとって、Apple IIはあこがれでした。
2. Macintoshの発売
CLI(Command Line Interface)排し、マウスで操作できるようにした、最初のパソコンです。原型となったコンピュータは別にあるのですが、一般大衆が使えるようになった最初の物でしょう。
「マウスで操作する」と言う事を、普通の事としたイノベーションを起こしました。
私が、最初にMacintosh Plusに触れた時は衝撃でした。欲しかったなぁ。
3. iMacの発売
世間には、おしゃれな一体型のMacと言う印象しか無いかもしれません。
私は、「レガシーインターフェイスを排した」と言う事がイノベーションだと思います。iMacのおかげで、USBが広く使われるようになったのですから。
4. iPodの発売とiTunes
今までは、Walkmanの様に、音楽はメディア(カセットテープ、MD、CD)に入れて聞く物でした。
iPod(ハードウェア)とiTunes(ソフトウェア)によって、メディアを無くした音楽プレイヤーが実現できました。
「音楽を聞くスタイル」のイノベーションを起こしました。
5. iTunes Store開始
音楽は、CDで買ってくる物ではなく、インターネットで買う物と言うイノベーションを起こしました。
多分、他のネット販売業者よりも、安くて使い易い形になっています。
iTunes StoreとiTunesの組み合わせで、音楽の流通経路を変えてしまいました。
6. iPhoneの発売
電話機能を持った、iPod。今確認して気が付いたのですが、iPhoneの発売の方が、iPod touchよりも先なのですね。
スマートフォンの形を変えてしまうと言うイノベーションを起こしました。
それまでのスマートフォンは、ボタンがたくさんあったのですが、iPhone以降のスマートフォンは、画面へのタッチ操作が基本になっています。
7. iPadの発売
タブレットPCの形状を変えてしまうと言うイノベーションを起こしました。
どこかのページで見たのですが、iPad登場前後で、タブレットPCの形状が一変します。
これだけシンプルな形状にすると言うのは、画期的だと思います。
その他
他にも、もっとたくさんあると思います。
OS X Lionの開発に、Steve Jobsがどれだけ関わっていたかわかりませんけれど、Lionでトラックパッドのスクロール方向を逆にしたと言うのは、イノベーションだと思います。
最初、違和感がありましたが、今ではLion以外のスクロール方向に違和感を覚えます。
スティーブ・ジョブスの伝記が発売になります。発売日が、前倒しになった様です。10月24日発売です。
[amazonjs asin="4062171260" locale="JP"] [amazonjs asin="4062171279" locale="JP"]
ディスカッション
>"4S"だった理由は、"for Steve"だったと言う噂
だとしたら、命名者はすごくセンスいいですね。これは、初めてききました。
Jobs氏の死去。悲しいですね。本当に天才であり、実にクリエイティブな方でした。
Appleだけでなく、なんと、コンピュータのマウスも発明していらしたなんて!
手首が疲れやすい私には、マウス無しに、仕事も自宅のパソコンもできませんから。
Macファンには、ひとしおでしょう。
今日は、海外の新聞から、適当にJobs氏の死去記事を印刷して、
月1回の自主英語勉強会(メンバー全5名)に持参し、3分英語スピーチにしました。
氏の英語スピーチも、以前勧められたので、いずれ聞いてみたいと思っています。
ご多忙の中、渾身のブログ記事をまとめ、UPしていただいて、本当にありがとうございました!
なつうめさんへ、いつもコメントありがとうございます。
4Sの話は、昨日会社で聞きました。
えー、Jobsはマウスを発明していないんです。実は、Macintoshのマウス操作は、お手本があって、Jobsが自分の製品に取り込んじゃったんです。多分、原型よりも良い形で。
Jobs曰く、「平凡なアーティストは模倣する、偉大なアーティストは奪う(ピカソの言葉を引用して)」(@SteveJobs_BOTより)だそうです。
自主英語勉強会なんてあるのですね!! 3分間英語スピーチ! すごいです。
私は、Jobsのプレゼンテーションをちゃんと聞いた事が無いんです。どこかに転がっているでしょうから、見てみようかな。
確かに、当日中に、ブログ記事をまとめるのは大変でした。
有名なのは、05年スタンフォード大学で卒業生に送ったスピーチ。
『ハングリーであれ、馬鹿であれ』との締めくくり、だと思います。
You tubeだと、英語スクリプト、日本語訳がついてるものも、あったような気がします。
"hungry foolish"なんたら、で検索かけると、スクリプトもありそうですね。
『Oct.5 、Jobs、News 』とかで適当に検索かけて、新聞記事は見つけました。
あとの内容は、また次回に。。。
なつうめさんへ、再びコメントありがとうございます。
次のスピーチですかね〜。まだ見ていないのですが…。