雑学を仕入れた忘年会

日記・コラム・つぶやき

いつもは、発売日に全部読んでしまうガンダムエース(2008/2)とスペシャル(vol.3)ですが、今回は二日掛かりました。その訳は、当日(26日)、今年最後の忘年会があったからです。忘年会と言っても、定例の飲み会の年末バージョンです。この飲み会は結構気に入っていて、いろいろと勉強になります。雑学を得られるのも、魅力の一つです。七福神の国籍を知ったのも、この飲み会でした。

仕入れた話は三つで、更に一つ疑問が湧き上がったので、調べてみる事にしました。

  • 「やぶ医者」の語源
  • 「たわけ者」の語源
  • 「おはぎ」と「ぼたもち」の違い

疑問は、次の事です。

  • 「百葉箱」の語源

飲み会で出た話をまとめてみます。

まず、「やぶ医者」の語源です。意味は、「へたくそな医者」ですが、何故「やぶ」と言うのか? 昔(江戸時代だったかな?)は、誰でも医者に成れたそうです。上手い医者はいつも繁盛しているのですが、下手な医者には患者が来ません。でも、風邪のような簡単な病気(こじらせると大変な病気ですが)なら、下手な医者でも治せるだろうと、人がやってきて、医者が動く事になります。一方、「薮(やぶ)」も風が吹くと動きます。この二つを掛け合わせて、「風邪が流行ると動く医者」を「やぶ医者」と呼び始めたそうです。

その後、ネットで調べると、「やぶ医者」の語源にはいろいろある事がわかりました。

上の説を裏付けるページがありました。「目医者・藪医者」の終わりの方に書かれています。

他の説としては、次の物がありました。「ヤブ医者」の語源を教えてください。「ヤブ」って何ですか??(Yahoo!知恵袋)より引用します。

「野巫医者(やぶいしゃ)」を語源とし、「藪」は当て字とする説が有力とされる。野巫は「田舎の巫医(ふい)」とも言われ、呪術で治療する田舎の医師のこと。

呪術で治す医者と言う意味なのか…。でも、飲み会で仕入れた説の方がわかりやすいと思います。

次に、「たわけ者」です。意味は愚か者とか、馬鹿者とです。これは、田を子に分けて引き継ぐとどんどん小さくなり、トータルの収穫が減るので、田は分けない方が良く、田を分ける者は愚か者と言うことでした。

これも、ネットで調べてみました。たわけ者(語源由来辞典)。違う語源が載っています。「田分け」は正しくないとか…。

最後は、「おはぎ」と「ぼたもち」の違いです。「おはぎ」は秋に食べます。萩の花の季節だから、「おはぎ」です。そして、粒あんを使います。周りの餡(あん)の原材料は小豆(あずき)です。小豆、つまりマメの旬は夏です。ぼたもちを作る秋は、まだ小豆の皮が柔らかいので、そのまま食べます。よって、粒あんとなります。一方、「ぼたもち」はボタンの花の季節、つまり春に食べます。こしあんを使います。春になると、小豆の皮が固くなるので、小豆の中身だけ使うため、こしあんになります。ぼたもち – Wikipediaを読んでいただくと良いでしょう。

飲み会の席で、「百葉箱の名前の由来は何?」と言う話題が出ました。誰も答を持っていなく、持ち帰りとなりました。調べてみました。そのものズバリのページがありました。百葉箱の語源と言うページです。

「百葉箱」の外側の壁の形が牛や羊の胃の壁(それを昔,中国では『百葉』と呼んでいた)に似ていると言うことで,百葉窓とつけたのが,「箱」になった。

核心部分を引用しました。胃壁に似ているからですか! なるほど。ちなみに、広辞苑では「ひゃくようばこ」ではなく「ひゃくようそう」と言う見出し語になっているそうです。最初は「窓」(まど、そう)だったのですね。

いやー、勉強になりました。

Posted by お市のかた