折れない心は?
「折れない心は?」「負けない気持ち」「迷った時は?」「前を向け」
9月20日に放送された、TBSのドラマ「マラソン」で使われていたフレーズです。妻がチャンネルを合わせていたので、釣られて見てしまいました。全く、見るつもりはなかったのですが…。結果、見て良かったです。
このドラマは、韓国に実在する、自閉症フルマラソンランナーをモデルとしたドラマとの事でした。
今まで、自閉症の人とは接した事がないので、自閉症者がどういう行動をするのか全く知りません。多分、同じ自閉症者と言っても千差万別のはずで、このドラマの主人公とは違う症状の人がたくさんいるはずです。でも、このドラマを見て、自閉症者の一例を見られた気がします。そして、家族や周りにいる人たちの苦労も感じとる事が出来ました。
主演の「二宮和也」君は、いままで全然見た事が無い俳優さんです。でも、とても忠実に、自閉症者を演じ切っていたと思います。上手でした。
脚本も、演出も良かったです。新聞のテレビ欄によると、寺田敏夫さんが脚本で、吉田健さんが演出との事です。
スタートする時、母親の手を振り切って走り出すシーン、ちょっと演出過剰かな? とも思いましたが、テレビドラマだから仕方がないのかな? まあ、感動出来るシーンではありましたが…。
見終わって、非常にすっきり出来ました。感動物のドラマと言うのは、期待外れになる事が多いのですが、ドラマの要所要所に伏線が張ってあって、ストーリーの中でうまく絡み合い、飽きずに見る事が出来ました。
ディスカッション
ドラマの「マラソン」ご覧になったんですね。
私は韓国映画の方も見ましたが、二宮くんのドラマの方が綺麗にまとめ過ぎている感じがしました。
映画の方がもっと汚い部分がいっぱいあるというか。
コーチはあんなに良い人じゃなかったし、お母さんも、過去に息子を動物園で置き去りにしてしまおうとした過去があったり。
登場人物全員が成長していく過程が凄くよく描けていて、涙が止まりませんでした。
ドラマは涙が一滴も出ませんでした。(^-^;
もし機会がありましたら、ぜひ韓国映画の方の「マラソン」を見ていただきたいです。
二宮くんの演技は素晴らしかったけど、脚本がイマイチだったかなぁ…と、映画「マラソン」ファンとしてはちょっと残念な作品でした。
咲夜果さんへ、コメントありがとうございます。
テレビドラマは、視聴者を常に引き止め続けなければならないという制約がありますからね。映画は、一度、映画館にお客を入れてしまえばいいので、ストーリーに自由さがあると言うのを、どこかで読んだ事があります(一般論として)。
テレビドラマの「マラソン」は、会社でお茶配りをしているのが伏線になって、給水所で他のランナーに水を配ってしまったりとか、そういう筋書きが楽しめました。
全体的に、深刻な部分はなかったですね。母親がくじけそうになる部分があったくらいで…。
韓国映画版も見てみたくなりました。ありがとうございます。