平和について考える日

日記・コラム・つぶやき

広島原爆忌です。普段とは、ちょっと違う事を書いてみます。

朝日新聞の社説に載っていた事。長崎県出身で防衛相だった久間章夫氏が「しょうがない」発言をした後に続けた言葉。「国際情勢とか戦後の占領状態などからいくと、そういうこと(原爆投下)も選択肢としてはありうるのか」だって。信じられない…。被爆国なのに、原爆を肯定しているなんて…。

原子爆弾 については、広島市への原子爆弾投下長崎市への原子爆弾投下を読むと、その恐ろしさが実感できます。

あまり報道されませんが、劣化ウラン弾 も恐ろしい放射能兵器なのです。御庄博実さんの「劣化ウラン弾という核兵器 」という記事に、その恐ろしさが書かれています。要は、「劣化ウラン弾が炸裂した後のミクロン単位の粉末が、使われた土地と人を永久(劣化ウランに含まれるウラン238の半減期は45億年)に汚染し続ける」と言う事です。劣化ウランの毒性は、各所で否定されていますが、人体に吸収された事までを想定した上の事なのでしょうか?

劣化ウランは、低レベル放射性廃棄物 に区分されるらしいです。放射性廃棄物は、厳重に管理されるべき物です。そんな物を、軽々しく通常兵器として使っている(湾岸戦争イラク戦争)なんて! そんなリサイクルはやめて!

「遺伝子を破壊する兵器を普通に使っている人類は、近い内に滅んでしまうだろう」と知り合いの医者が言っていました。放射能兵器でなければ、その攻撃を受けた世代だけの被害ですが、放射能兵器だとその子孫にまで影響が及ぶからだそうです。遺伝するのかも知れないし、汚染された地域に住んでいる限り、影響を受け続けるからだと思います。

アイザック・ニュートンが、早ければ2060年に世界の終末と、予言しているという記事がありました。放射能兵器の事を考えると、間違いでも無い気がします。子か孫の代までですね…。

原子爆弾や劣化ウラン弾は、当然悪いのですが、それ(武器)だけを憎んでも仕方なく。それを作ったり使おうとする心が悪いのだと、さだまさしが詩につづっています。以下に引用した詩の中の「彼女」は、長崎で被爆した、さだまさしのおばの事と思います。

もううらんでいないと彼女は言った
武器だけを憎んでも仕方がないと
むしろ悪魔を産み出す自分の
心をうらむべきだから

「広島の空」作詩「さだまさし」より。

この詩でつづられた「仕方がない」と、久間章夫氏の「しょうがない」は、似ている言葉なのに、意味している事は天と地ほど違います。

宇宙世紀なんて、おとずれないかも知れませんね…。宇宙世紀になっても、戦争をし続けているような人類なんて、愚かしいです。戦争は、映画やアニメの中だけにして欲しいです。

平和であり続けるには、エネルギー(気力)がいります。みんなで少しずつでも平和の事を考えれば、未来は変わると思います。でも、「何を持って平和とするか」で、答が違ってくるかも知れません。少なくても、「他人を傷つけない世の中」は平和だと思います。平和の意味から考えてみたいです。

Posted by お市のかた