悪質サイトブロック

パソコン・インターネット

2段ルータにしたのは、今までのネットワークインフラを活かすのと、悪質サイトブロックを有効にするためです。今日は、悪質サイトブロックの使い勝手についてかいてみたいと思います。

1. ルータ起因の問題

新しく買ったルータは、ブロック対象とするPC(IPアドレス)を10個しか登録出来ません。登録したIPアドレス以外からアクセスすると、無制限のアクセスになってしまいます。デフォルトで制限レベル設定→例外IPアドレス設定という風になっていれば良かったのにと思います。他の会社のルータは、サブネット全体にデフォルトの制限レベルを設定出来るみたいなので、対応して欲しい所です。ファームウェアでの改善を、メーカにお願いしておきました。

2. 悪質サイトブロックドメイン管理会社の問題

悪質サイトは、いくつかのカテゴリーに分けられています。「不法」「ゲーム」「スポーツ」などです。それらのカテゴリーに対して、アクセスできるかどうかは、悪質ブロックドメイン会社が決めたルールがあって、それをユーザ側でカスタマイズすることができません。それと、ブログ一般が「掲示板」というカテゴリーになっていて、制限レベルを「大人」にしないとブログへのアクセスができないのです。ブログって、高校生以下にとって、そんなに危険な物なのかな?

3. 運用の難しさ

悪質サイトブロックは、IPアドレス毎に行います。ここで問題になるのが、親と子供が同じPCを使って、アカウントを分けて使っている場合です。同じPCなので、普通の運用だと同じIPアドレスになってしまって、悪質サイトブロックの制限がうまく働かないと言うことです。同じPCを子供に使わせる場合、ルータの設定を変えるか、PCのIPアドレスを変えるかしないと、悪質サイトブロックが効きません。ちょっと煩雑な操作が加わります。

4. 利点

上記で、いろいろ不満点を述べてきましたが、良いことがあります。それは、家中のネットワーク機器(インターネット・ブラウザを持つ機器)を、一括して悪質サイトブロックできると言うことです。PCに個別にインストールして使う悪質サイトブロックソフトもありますが、これだと、パソコン毎にソフトを用意する必要があります。毎年の更新料もかかります。それに、DSブラウザや、インターネット・ブラウザ搭載テレビには、悪質サイトブロックのソフトを入れることはできません。DSブラウザの場合は、DS i filterと言うサービスがありますが、これも年間の利用料がかかります。ルータを使った悪質サイトブロックでも、年間契約料が必要なのですが、それだけで、家中の機器のブロックが出切るようになることを考えれば、お得です。

5. まとめ

悪質サイトブロックは、子供を有害なサイトから守るだけではなく、ウィルスをまき散らすサイトや、ワンクリック詐欺のサイトから大人を守ることもできます。入れておいて安心なのですが、それに頼り切って心が緩みすぎないように注意しないといけないと思います。

Posted by お市のかた