舞台「ええから加減」を観てきました[追記あり]
東京有楽町と新橋のほぼ中間地点にある劇場「シアタークリエ」で舞台「ええから加減」を観てきました。
観に行った理由は、三倉佳奈さんが出演しているからです。
満席でした。ものすごく人気が高い様で、前売り券は全部売り切れ。たまに出るキャンセルを狙うか、当日券(若干用意されている様です)を狙うしかありません。
公演は7月29日まで続きますので、ネタバレはできません。ですが、公式ウェブサイトと出演の方のブログで明かされている事、舞台の本編とは関係ない見所については触れようと思います。
いっさい情報に触れたくない方は、以下、観劇後にご覧下さい。
中堅女性漫才師コンビとして「そこそこ」人気を得ている、ツッコミの濱子(藤山直美さん)とボケの宇多恵(高畑淳子さん)がお話の中心です。現状を打破しようと、上方演芸大賞に挑戦する二人。それを取り巻く人達が織りなすドラマです。
ストーリー自体は明快で、すんなり飲み込めます。濱子と宇多恵の漫才も上手いです。本気で笑いました。笑いだけでなく、今までの二人とこれからの二人がどうなるかと言う所では、ぐっと胸に込み上げてくる物がありました。
上演時間は、休憩時間25分を挟んで、約3時間です。
シアタークリエは、新たらしいだけあって、非常に観やすいです。席もゆったりしており、座席の前の通り抜けも楽。座席には、傘立て(傘を止める輪)が用意されていたりとか、細かい所まで行き届いています。
音響も照明も良かったです。
私は、14列目中央だったのですが、自然な感じで音を楽しめました。
「ええから加減」は、その施設の特徴をしっかり利用した舞台演出になっていました。舞台セットはシンプルなのですが、舞台を回転させる事ができるので、様々な魅せ方をさせる事ができます。
また、光の使い方が上手く、現在と過去、遠く離れた場所をわかりやすく表現していました。
三倉佳奈さんファンの人の為の見所を簡単に紹介します。
- チャコこと岩崎チカコのほんわかした演技
- 本編とは絡んでいない時の演技
- ここぞと言うときの決め台詞
- 衣装(上着、靴下、ブローチ、髪留め)
こんな感じですかね…。
衣装については、事前に行っていた、他のファン仲間から聞いていました。靴下が変わるなんて、事前に知らされていないと気が付きません。
髪留めも変わっているはずなのですが、チェックし損ねました。残念。
衣装の一つを紹介しておきます。
本編とは絡んでいない時の演技を工夫したと、佳奈さんのブログで紹介されていましたが、確かにその様に感じられました。
チャコは、舞台の衣装係で、天然ボケが入っています。三倉佳奈さんは、ちゃんとその役に成りきっていました。
いつも観ていて思うのですが、佳奈さんは、役のイメージを作り上げ、その役の生き様を再現すると言う感じです。今回もそうでした。さすがです。
ちなみに、三倉茉奈さんの場合は、役の生き様を、茉奈さん風に引きつけると言う感じです。
対称的で、面白いです。
一般の人が観られるのは、あと14公演です。私は、29日の千秋楽を観に行く予定です。
おまけ。
ホワイエには屋台が出ていて、「ええから加減」グッズが売られています。
もちろん、許可を取ってから撮影しています。
次の写真もどうぞ。
売られている物は、次の通りです。
- 「ええから加減パンフレット」1,500円
- 「ええから饅頭(8個入り)」1,000円
- 「ええからタオル」8,00円
- 「感謝の喜もち(ミニ大福6ヶ入り)」1,000円
- 「御所飴(京友禅の巾着袋入り)」700円
- 「たこべえ」(24袋入り)」500円
- 「ちりめん山椒」700円
- 「新大阪パイ(8個入り)」1,000円
当日、グッズを買う参考にして下さい。
私は、パンフレットと饅頭を買いました。
他、ホワイエにはお弁当が売られており、開演前と休憩時間には、客席で飲食できます。明治座もそうですけれど、こう言う舞台専用劇場は、飲食可能にしているのですね。
開演直前に、係の人が観客からゴミを集めて回ると言う、細やかな対応もありました。
非常に、気持ちの良い劇場です。
アンケートを書こうかと思ったのですが、その存在に気づかず(ただの、公演お知らせの為の申込書と思ってしまいました)、出せませんでした。後で、FAXしておこうっと。
ところで、このアンケート、出演者の方も読まれるのでしょうか? いつも疑問なのですけれど。まぁ、出演者の方に読まれる事を期待して、アンケートを書いているのですが…。
(追記 2013-09-28 17:14)
2013年バージョンも観てきました。
- 舞台「ええから加減」2013を観てきました: プラスα空間 (2013年9月27日)
ディスカッション
藤山直美さんとカナちゃん(他)の舞台。垂涎ですね!
すごく楽しめるものだと思います!
ところで。
8月上旬に東京に出かける用事があるのですけど、残念ながら、とっくに千秋楽の後、なのです。
ちょっと残念だ。。。。
舞台の評判がよければ、万が一にも、「別の地方」で公演がかかるかもしれませんしね。。。。
そこにかすかな期待をします。
なつうめさんへ、いつもコメントありがとうございます。
豪華キャストでした。内容もわかりやすく、観客を飽きさせない脚本・演出でした。
8月に東京ですか。千秋楽後と言うのもありますが、非常に人気のある舞台で、今からのチケット入手は非常に困難です。
今回の舞台は大阪なので、大阪公演があっても良さそうですが、どうでしょうねぇ。