道端のおばあさんを見捨ててしまった、けれど…

日記・コラム・つぶやき

今朝会社に行く時、道端で転んだと思われるおばあさんを見捨てて、そのまま会社に行ってしまいました。それほど急いで会社へ行く必要もなかったのに…。

もう少し正確に書きますと、会社へ行く電車に乗り、乗り換えターミナル駅についてから、引き返して戻ってきました。そのおばあさんの事が気になって…。

最初通り過ぎたとしても、すぐに引き返しておばあさんを起こしてあげれば良かったのです。でも、吐しゃしているようで、ちょっと気が引けてしまったのです。そんなことを気にする事はないのに…。勇気が出ませんでした。

通り過ぎ、駅につき、電車に乗っている間、ずっとおばあさんの事を考えていました。「もし、自分の身内が同じ目に遭っていたら、放っておけるだろうか?」「事故に遭っていないだろうか?」と。そうしている内に、ターミナル駅に着きました。

「このまま会社に行ったら、一生後悔する事になる」と思い、乗ってきた電車にターミナル駅で再び乗り、元の駅に戻り、おばあさんの転んでいた場所まで戻りました。

そこには、おばあさんはもういませんでした。自分で起きたのか、他の誰かが起こしてくれたのかはわかりません。でも、無事だったと言う事がはっきりして、安心しました。

「人が困っていたら、助ける」こんな当たり前のことが、出来ませんでした。普段から、きちんと意識して、イメージトレーニングを積み、その場で勇気を振り絞る必要があります。

そんなことを考えた一日でした。

Posted by お市のかた