ワーキングプア

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いつもは、一日一件しか書かないブログを、今日は特別に二件書くことにした。なぜなら、今日見たNHK特集が、あまりにも衝撃的だったからだ。

NHK特集「ワーキングプア」を見た。いくら働いても、生活保護水準以下の収入しか得られ無い層をこう言うそうだ。

このような人たちを「自己責任だから」と言って片づける事は出来ないと思った。このような人たちは、ちゃんと自分で働く意思や意欲、そして技能があっても、収入を得ることが出来ないのだ。

これは、「自己責任」ではなく、「政府の責任」と言えると、番組の中で述べられていた。全くその通りだと思う。

ワーキングプアの人たちは、なりたくてこうなったわけではなく、一生懸命頑張っているのに、報われないのだ。自分の責任を果たした上で、報われないのだから、この国の構造が悪いとしか言えないと思う。

このワーキングプアは、10人に一人、10%もいると言われている。そして、一度この層に陥ってしまうと、子供に満足に教育を受けさせることも出来なくなり、世代を超えてワーキングプアになってしまうと言う。

ワーキングプアを支えるには、社会保障を厚く、あるいは柔軟に適用できるようにするしかないと思うが、今の政府は、社会保障をどんどん削ってきている。これは、首相が小泉になってからの事のように思う。

政府は一刻も早く、対策を取って欲しい。まずは、調査からになるとは思うが。

ところで、住所不定の人って、もしかしたら選挙権も無くなってしまうのか?だって、選挙案内の手紙が来ないのだもの…。選挙窓口で、最後に住民登録していた住所を言えばいいのだろうか?でも、働くために、その場所から遠く離れたところに住んでいたら?住民票を移すにも、住んでいるところが無いのだから、移しようが無いし。

番組で述べられていた、「貧乏人は早く死ねって事か…」という言葉が恐ろしかった。今の政府や企業は、そういう人たちを量産しているのだ。

Posted by お市のかた