映画「Start Line」を観て来ました(4回目、5回目)

2016年10月8日スポーツ,映画・テレビ・ラジオ

今村監督の舞台挨拶

舞台挨拶日程

この日は、上映後に今村監督からの舞台挨拶がありました。メモしてきました。2回の上映とも、ほぼ同じ内容でしたので、総合した内容にしています。

映画を観ていただいて、ありがとうございます。映画が終わった後に、皆さんの前に出てくるのは恥ずかしいです。映画の中では、怒られたり、泣いたりしているので。でも、観ていただいて、嬉しいです。映画、良かったですか? ありがとうございます。

伴走者の堀田さんとは、映画を撮り始める前は、地元の人と触れあって、助けてもらってありがとうとか、心の温まるハートウォーミングな映画になるものだと話し合っていました。実際には、観てもらっての通りです。全く別のものに仕上がりました。(笑)

乗っているのはスポーツ自転車で走りやすいのですが、沖縄から北海道まで、7月、8月の暑い中、毎日70km走るだけで精一杯でした。70kmって、どの位の距離だかわかりますか? 名古屋からだと、豊橋までが50km、もうちょっと行って浜松の少し手前くらいで70kmになります。私は、方向音痴で、疲れてヘロヘロになって、触れ合いをする余裕なんてなかったんです。

堀田さんに言ってもらって救われたのは、私がコミュニケーション出来ないのは、耳が聞こえないからじゃなくて、下手だからって言ってもらったことでした。堀田さんは、アメリカとかフランスとか、言葉が通じないところで、努力してコミュニケーションができるようになっている人なんですよね。もし、「耳が聞こえないからコミュニケーション出来ない」って言われていたら、私にはどうしようもないことじゃないですか? でも、「下手」なら努力すれば上手くなれる可能性があるじゃないですか。「頑張ろう」って気持ちになれます。

北海道に入ってから、コミュニケーションできていないことに落ち込みました。そんな中で、ウィルに奇跡的に出会いました。最初は、聞こえない仲間ができて嬉しいと思いました。でも、3日目あたりから、ウィルのコミュニケーションの上手さを見て、「自分はできていない」と辛くなってきました。

最後に、思い切ってライダーハウスに入ったのが良かったです。小さな一歩を踏み出せたと思います。

今日、映画を観ていただいて、何か心に残ったら嬉しいです。

今村監督の気持ちがいっぱい入った舞台挨拶でした。本当に、良い映画です。たくさんの人に観ていただきたいです。

ちなみに、今村監督の原点は次の映画かな? (公式プロフィールより)

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なお、稚内のライダーズハウスはこちらです。

Posted by お市のかた