ドラマ「鈴子の恋」第7週

マナカナ,映画・テレビ・ラジオ

「鈴子の恋」は第7週目です。第28話〜第32話です。

第6週の記事を書く時は、朝ビデオを見だして、全部まとめ終わるまでに、15時間かかりました。この間、全く何もできず…。

あまりにひどい状況です。

何に時間がかかるかと言うと、視聴メモを意味が通る様に文章化する事です。今週から、この作業をやめます。

何かの感想を書く時は、あらすじをまとめ、それに対して感想を書くと言うスタイルを取っています。あらすじをまとめる前に、詳細まとめをしていました。詳細まとめをしなくても、視聴メモからあらすじを書く事は可能なので、詳細まとめを省略する事にしました。

「鈴子の恋」の記事の人気は高いです。17日は、記事へのアクセスの1位と2位が、「鈴子の恋」関係でした。

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大概、検索でやって来られます。検索ワード/フレーズは次の様な感じです。

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「鈴子の恋」関係が、上位にランクインしています。

「鈴子の恋」(あらすじ)

蓮華と一緒にいる柳枝を見た鈴子。鈴子は嫉妬し、柳枝をビンタします。でもそれは、柳枝の作戦でした。鈴子の嫉妬心に火を付け、柳枝に向かわせる為だったのです。まんまと策にハマった鈴子は、遂に柳枝と男女の仲に。

結局、鈴子と柳枝は、漫才でコンビを組む事になりました。谷町に家を借り、そこが鈴子と柳枝の愛の巣になりました。ところが、その愛の巣を、柳枝の不注意で、柳枝の妻、駒子に見つかってしまいます。

結局柳枝は、駒子と別れ(追い出され)、鈴子の元にやってきます。晴れて、鈴子と柳枝は、正式に婚姻関係を結びました。

戦局が悪くなるに連れ、庶民の暮らしも締め付けられて行きます。兵役法が変わり、英次郎に召集令状が届きました。夏子と咲子は疎開し、玉祭も千葉に身を寄せます。残されたのは、鈴子、柳枝、冬子の3人だけでした。

柳枝と冬子が、危ない関係になるのではと心配する鈴子でしたが、何もありませんでした。

鈴子をラジオの仕事に誘うため、ワカナが訪ねてきます。そこへ、柳枝が届いた手紙を持って帰ってきました。手紙は、一関大佐から鈴子に宛てた物でした。

「鈴子を好きです」と書かれていた手紙を読んでしまったワカナ。鈴子にビンタします。鈴子は柳枝にも手紙を見せません。不信感で、柳枝とも険悪になります。

鈴子はラジオの仕事を受けます。柳枝の疑いも晴れ、元の鞘に納まりました。

ラジオは生放送です。放送当日になっても、ワカナと鈴子は険悪なままです。それでも、放送は始まります。険悪なままでも、そこはプロ。漫才は順調に進んで行きます。そう思った矢先、一関大佐の死を告げる、大本営発表の臨時放送が入ったのでした。

今回、ちょっと詳し目のあらすじです。一週間の中に、話題がてんこ盛りで、追いかけるのが大変です。

鈴子の柳枝への想いは、本当だったのですね。二人の仲はうまく行かないのでは? と先週の段階で思っていたのですが、柳枝の作戦により、まんまと結婚までこぎ着けてしまいました。

柳枝の元奥さん、駒子は結構美人ですね。それなりの美人じゃないと、柳枝の奥さんと納得できないでしょう。

映見くららさんは、体当たり演技ですね…。派手な露出は無かった物の、気の入った濡れ場でした。濃厚なキスシーンは何回もありますし…。

一関大佐、亡くなってしまいました。四天王寺で鈴子と歩いている時、「生きていたら、必ず(漫才を)見に行きますから」って言っちゃいました。思いっきり、死亡フラグを立ててしまいました。

鈴子とワカナの恋を巡る、短いカットを切り替えるシーンが良かったな。テレビドラマでも、こういう演出ができるのですね。

鈴子は、良太から手紙を貰っています。その良太は、帰国していますが、まだ鈴子の前に顔を出していません。ワカナとの関係が気になりますが…。思いっきり!

第7週を、超ザックリまとめると、次の様になりますね。

鈴子は、大不倫の末、柳枝と結婚。一関大佐から告白されるも、本人は死亡。

以下、ビデオを試聴しながら取ったメモです。気になる人は読んで下さい。

「鈴子の恋」(視聴メモ)

#28

蓮華と一緒の柳枝を見た鈴子。ショック。

四天王寺で一関大佐「生きていたら、必ず(漫才を)見に行きますから」。死亡フラグ立った。

ワカナとコンビを組もうとするがワカナに振られる。

一郎は、ワカナに黙って一関大佐の手紙に「あなたが好きです」と書いてしまった。その結果を昨日聞いて、多分振られた。

鈴子は、御寮人に、吉本に残ると宣言。同時に、柳枝の相方が決まったと聞く。

柳枝に、相方が蓮華だと聞く。蓮華は、好きなのは鈴子だと言う。

ワカナと別れた後、鈴子が貰う予定だった着物を着た蓮華と柳枝を見つける。鈴子、柳枝をビンタ。「それはウチの着物やで」。

「あんたなんか」と言いながら柳枝に抱きつく。鈴子と柳枝の濡れ場。

鈴子の部屋で寝る英次郎。鈴子は朝帰り。柳枝との事を知る英次郎。

鈴子・柳枝の漫才は。大ウケ。

御寮人「あの二人できてまんの。英次郎さん、たのんまっせ。」

昼間。谷町に家を借りた。家と花月の中間。鈴木と柳枝は、昼間、仕事の合間に愛を確かめ合う。

時間差をつけて、花月に通う。柳枝師匠と噂が立つ。隠れ家はバレない様に。英次郎が鈴子を隠れ家に迎えに行く。

咳1回谷町、2回家。都合が悪ければ、鈴子が2回咳で返事。

娘を愛人宅に送って行く父親(英次郎)。

柳枝の楽屋に、柳枝の奥さん。柳枝の漫才を見ていた。「手えつけたらあかんで。」

柳吉が「柳枝は来られません」と言付けにやって来る。午前1時過ぎ、鈴子が家に帰って来る。

鈴子は、柳枝にぞっこん。愛人でも良いから、柳枝のそばに居たい。切ない日々が続く。

#29

こんな事がおきない様に、柳枝は隠れ家に電話を引いた。

ワカナ。

英次郎が蓮華の店で呑んでいる。蓮華も板の上で育った。花丸がやって来る。娘に会いたいと思わないのか? 顔見たら、泣いちゃいそうで。バカヤロー。

良太からの手紙。ひらがなが多い。ソ連との国境にいる。墨で検閲されている。

甲種合格だけど、この歳だから来ない。

隠れ家に柳枝から電話。柳枝の奥さん、駒子が隠れ家にやって来る。部屋に上がる。

駒子。この電話。請求書に電話を契約した住所が来ている。生まれついての女好き。13年堪えて来た。柳枝やって来る。見つかったら、しゃあないな。鈴子と一緒になりたい。ウチと別れるんやな。ええ訳ないやろ。「説明が一遍で済んだ」。電話を下さい。ウチは待ってます。

柳枝の咳は2回。奥さんに隠れ家を見つかった事を、英次郎に報告。

師匠は、蓮華を相方に選んで、鈴子の嫉妬心をあおった。

蓮華は、奥さんの気持ち、良くわかる。亭主が相手に本気だったら許さない。でも、愛が残っていなかったら、貰う物を貰って別れる。

英次郎におんぶされる鈴子。

隠れ家に、英次郎から電話。

漫才終わった後、柳枝の咳、1回。谷町に行く。柳枝来る。鈴子と柳枝の濡れ場。

英次郎、家に帰って、当たり散らす。

柳枝。既成事実を積み上げるしか無い。週に1回。2回、3回。ウチもそうしよう。お父ちゃん。お父ちゃんを味方にせんと、戦えん。ほんなら泊まろ。駒子来る。柳本清己(やなぎもときよみ)。本名。

修羅場が近づいている。

#30

駒子と柳枝。鈴子は駒子と戦う。柳枝、眠気に負けて倒れる。柳枝は色盲。戦地に行かなくて良い。駒子は、ずーっと苦労して来た。鈴子は、だまされても良い。柳枝の良い所しか見えない。駒子、別れたて言われたのは初めて。報いは必ず受ける。

おさきの写真に話しかけながら、酒を呑む英次郎。

朝になり、駒子が帰る。ネコ(八五郎)にエサをやる。

柳吉が家にやって来る。柳枝の荷物を持って来る。家を追い出された。谷町の家も引き払った。

柳枝は、奥さんと別れた。家とネコを取られた。けじめ付けろ。今から、役所に行ってこい。嬉しい。一生離さへんでで。こうして、結婚した。さきに報告。

夏子、冬子。

柳枝に他に愛人3人いる。

守口の絲子(いとこ)。出征軍人の奥さんでお金持ち。

伊丹の咲江。ご主人を亡くして、5歳の息子を養っているかわいそうな人。養育費をあげる。

梅田の敏子。料亭「梯子」の中居。ひも付き。

貯金も証券もみんな駒子に取られた。お金無い。着物を質草に。高座も国民服。

お母ちゃんの着物を質屋から取り戻した。

二年後。昭和18年。

御寮人。検閲が厳しい。召集令状が来た。通天閣が献納に決まった。通天閣は吉本の持ち物。戦闘機とか戦車になる。いつか、きっと建て直してみせる。

御寮人、泣いていた。通天閣。御寮人さんに惚れている? 美咲「バカヤロー」。

英次郎の元に、召集令状が届く。和歌山。兵役法が変わって、年齢が上がった。後は、頼んだぜ。無駄死にはしない。みんな泣く。

英次郎と神社。戦争が終わったら、相談がある。「なんや?」「あかん、帰ってきてから。」。ある意味フラグ?

#31

英次郎が出征。夏子と咲子は疎開。

冬子を見る柳枝を見る鈴子。兵隊さんが近くに。

冬子に髪飾りをプレゼントする柳枝。

吉本で、御寮人から食べ物をもらう。御寮人は、闇業者から買い取って、3年分位備蓄している。どなたか好きになった人は? 御寮人は男に興味が無い。

玉祭。千葉へ帰る。鈴子と柳枝と冬子の3人。鈴子は、ワカナと食事。夜は、柳枝と冬子と二人っきり。ちょっと不安。

「冬子。早く。」苦しそうな柳枝の声を聞く鈴子。

柳枝がお腹を壊した。缶詰が古かったかも。急にお腹が痛い。

一関大佐から手紙。ビルマで苦戦。おそらく、最期の手紙。一関大佐からの手紙には、「あなたが好きでした」と書かれていた。その手紙を、ワカナに見られた。

検閲を避ける為に、部下に持たせた。ヤナさんにも見せられない。純粋な気持ちだけ。柳枝、疑ったまま、出て行く。

四天王寺で出かかった言葉。死んでも想いを伝えられれば本望。

一関大佐「鈴子が初恋の相手に逢いたいと言った時、複雑。戦争が無ければあなたと会えなかった。心から愛しています。」

#32

ワカナを迎えに、一郎が来る。ワカナが鈴子を疑って

蓮華の店。柳枝が呑んでいる。冬子とご飯を食べているだけで、疑われる。鈴子が迎えに来る。

水掛け不動。鈴子と柳枝。みんなが無事に戻って来る様にお願い。良太、バイオリンの人。わかった、ボクも祈るわ。

今日はゴメン。読んでもええよ。ウチら夫婦なのに、隠し事したらあかん。前線の兵士には勝たれへん。ウチはヤナさんが好きや。それを聞いたら十分や。

ホンマに、大佐の事好きやないな? 当たり前や。

ラジオの話を御寮人から聞く。新興演芸の仕事なので、断っても良い。放送局の人が、どうしても南京の漫才を放送で再現して欲しい。放送で少しでも娯楽を楽しんでもらえれば悪い話ではない。鈴子が受け入れる。

柳枝がラジオを買って来る。放送は、4時から。時間を決められているのでやりにくい。ワカナは慣れているはずだから、大丈夫。今度、鈴子・柳枝で出られる様に、放送局の人に言っておいて。

柳枝が冬子の前で、エロ落語。

ラジオ本番。4時。

さて、私が気になっているのは、ミス・ワカナの動きです。何しろ、このドラマを観ているのは、ミス・ワカナ役で三倉佳奈さんが出演しているからです。

ワカナ視点で「鈴子の恋」を追いかけるとどうなるか? それを「ワカナの恋」と題してまとめています。

「ワカナの恋」(あらすじ)

一関大佐が好きなのは、ワカナではなく鈴子だったと告白されたワカナは、鈴子との仲が険悪になっています。

でも、鈴子が柳枝と不純恋愛を続けている事を知り、何かと気にかける様になりました。

ワカナは、ラジオ放送に自分の居場所を見つけていました。その流れで、南京での「金色夜叉」をラジオで放送したいと、鈴子の元にやってきます。

ところが、そこで鈴子宛に一関大佐から手紙が届いているのを見つけてしまいます。しかも、「好きです」と書かれていました。

ワカナは、法善寺辺りで、バイオリン(良太)を見かける様になっていました。戦地から帰って来た良太が気になる様子です。

ラジオ放送の本番の日になりましたが、ワカナと鈴子の仲は最悪です。それでも、プロとして漫才をこなして行きます。

ところが、本番中に入った臨時ニュースで、一関大佐の戦死を知り、ワカナは半狂乱になってしまいました。

ワカナは、一関大佐の事をずっと想い続けているのですね。5年間も。それほど、衝撃の出会いだったと言う事でしょうか?

でも、一関大佐の気持ちは、ワカナではなく鈴子に向いていたのでした。その事を、ワカナは妬みます。

ワカナは、芸では成功していますが、それ以外ではうまく行っていないのですね。鈴子の道も平坦ではありませんが、幸せを手にしています。うまく行かない時、他人がうらやましくなるのは仕方の無い事ですね…。

でも、ささやかな望みだった、一関大佐の死を知り、ワカナは今後、どうなってしまうのでしょか?

予告編だと、ワカナは良太とキスしそうでした。20日の放送では、いよいよ…でしょうか?

佳奈さんの年齢を考えると、そういう役が来ても当たり前ですが、複雑な想いがあります。

でも、もしキスするなら、本気のキスを見せて欲しいです。中途半端な演技だと、許せません。

とは思っていても、実際に放送を見たら、取り乱すだろうな…。

「ワカナの恋」(詳細)

ワカナの所に鈴子がやってきます。鈴子は、相方が居ない事で悩んでいます。ですがワカナは、ワカナが好きな一関大佐の好きなのは鈴子だと知り、面白くありません。「歌手とか女優とかなったら?」「ウチとの漫才は止めよう。ウチは姉ちゃんやない。」と、つれない返事です。

ある雨の日、水掛け不動の前でワカナと鈴子が鉢合わせします。鈴子にワカナは、一関大佐が話していたビルマ行きを伝えます。そして、一関大佐は死ぬ覚悟だと。ワカナに託された鈴子への想いを、悔しいながらもワカナは鈴子に伝えたのです。死を覚悟した男の為に。

そこへ、一郎がやってきます。ワカナは一郎の元へ駆け寄ります。「ウチには、あいつがお似合いや。」

別の日、水掛け不動の前で、ワカナと鈴子が出会います。ワカナは、鈴子の所へ、一関大佐から手紙が来ていないか心配です。

そんな心配をよそに、鈴子から柳枝との関係を打ち明けられます。嬉しそうなワカナ。「不純恋愛って言うんやで。」

また別の日、ワカナは鈴子と待ち合わせます。ワカナの元へ、一関大佐から手紙が届いていました。一関大佐は、ビルマでイギリスと戦う準備をしているそうです。

ワカナは、鈴子と柳枝の関係も気になっています。鈴子から、柳枝と奥さんとの三人で朝まで一緒にいたと報告を聞くと、鈴子も戦っているんだと嬉しくなります。

昭和18年。ワカナも鈴子も、もんぺ姿でした。ワカナは鈴子に、柳枝との結婚生活を聞きます。鈴子の方は、柳枝の借金は返した物の、吉本は半分になる等、苦境を伝えます。ワカナの方も、劇場が閉鎖になったり、映画が制作中止になったりと、大変です。一関大佐から手紙は来ませんが、鈴子の結婚は一関大佐に報告しました。戦局が悪くなるに連れ、一郎もどうなるかわかりません。一郎は痔を患っており、不合格だが今後どうなるかわからないと。

更に別の日、水掛け不動でワカナと鈴子が会います。ワカナは仕事が無く、歩合制である新興演芸からはお金をもらえません。一方、鈴子の方は、吉本から給料が出ています。相変わらず、一関大佐からの手紙は無い様です。

ある夜、ワカナと鈴子が食事をしています。ワカナは、柳枝と冬子が二人っきりで居る事を知ると、鈴子に忠告します。慌てた鈴子は、すぐに帰って行きます。「もう、食べ終わっているかもなぁ。」

ワカナは、水掛け不動で、一関大佐の無事をお祈りしています。そこで、良太らしき人を見かけます。不審に思ったワカナは、良太の消息を鈴子に尋ねますが、良くわかっていない様子でした。

ワカナは、ラジオの生放送に出て、漫才を続けています。ワカナと鈴子の、南京での漫才「金色夜叉」をラジオで放送する計画があると、鈴子を誘いに来ました。

そこへ、柳枝が届いた手紙を持って帰ってきます。それを鈴子に渡した所、血相を変えて出て行ってしまいました。不審に思ったワカナは、トイレに行く振りをして、ワカナの所へ行きます。

案の定、鈴子は手紙を読んでいました。ワカナは、鈴子から手紙を取り上げ一関大佐からである事を確認しました。そして「好きです」と書かれているのを発見してしまいました。「好きて言う字くらい、ウチかて読めるんや。」と、ワカナは鈴子をビンタします。

その帰り、ワカナはまた、良太(バイオリン)を見かけます。話を聞くと、良太は朝鮮とソ連の国境に居たそうです。アメリカが参戦して来て、ソ連の脅威が無くなったと言う事で、任務を解かれ帰国する時に攻撃を受け、けがをしたそうです。

おせっかいなワカナは、良太を鈴子に逢わせようとします。バイオリンを弾けば良いと言いますが、指の無い左手を見せられます。「もう弾けないんかいな。」

更に、ワカナのおせっかいは続きます。良太が泊まっているお寺の境内まで付いて行きます。

鈴子はもう柳枝師匠と結婚していて、四天王寺の側に住んでいる事も伝えます。

話を聞いていた良太ですが、何やら怪しげな薬と注射器を出します。良太は「ヒロポン。何にでも効く薬たい。徹夜もできる。傷の痛みも消える。」と。それをワカナは興味深そうに見つめるのでした。

その晩遅く、ワカナは一郎の待つ家に帰ってきました。一郎に脚を揉んでもらいます。

一郎は、ワカナがどうして居るか、鈴子に聞いていました。一関大佐の手紙の事も聞いています。ワカナは不安になり、一郎に抱きつきます。「ぎゅってして、もっと強く。」「好きって言う字はな、女の子って書くんや。なしてウチに書いてくれへんねん。」と、ワカナは声を上げて泣きました。

あくる日、ワカナは法善寺で良太を探しますが、見つかりません。良太が寝泊まりしていたお寺にも行きますが、良太はいませんでした。

そして、ラジオ放送の日。ワカナと一郎と鈴子がいます。ラジオ放送で漫才をするのが初めての鈴子は、とても不安がっています。

ワカナはもう慣れた物です。ですが、臨時放送だけは気に入らないのでした。漫才の途中で臨時放送が入ったら、もう漫才は中止して帰ると宣言します。

鈴子とのリハーサル。鈴子はとても緊張しており、上手く行きません。それでも、何とかリハーサルは終了しました。

一関大佐からの手紙で、わだかまりのあるワカナは、鈴子を信用できません。鈴子は、一関大佐からの手紙は初めてだと言いますが、信じられません。

鈴子にお姉ちゃんと慕われていたワカナは、そこにはいませんでした。「ウチは、あんたがにくいだけや。なんで、あんたが大佐の心をつかんでしまうんや。何もせんと、人の心を鷲掴みにしおって。傷つけられているの、ウチの方やで。」と鈴子に罵声を浴びせます。

それでも、生放送の本番はやってきます。ワカナも鈴子も、内心を見せずに、漫才を始めました。お互いプロなので、順調に進んできます。

ワカナが「新金色夜叉」を歌い終わった後、ブザーが鳴り、臨時ニュースが入ります。大本営発表です。

そのニュースが伝えた内容は「本日未明 ビルマ西海岸インド国境近くにて英印軍と再び激戦となり歩兵第75連隊長一関成彰大佐は敵の銃弾に倒れ壮絶な戦死を遂げられました。」と、一関大佐の死を告げる物でした。

一関大佐の戦死を知るワカナ。狂った様に取り乱します。「イッチー、イッチー、イッチ〜。」

「ワカナの恋」の詳細まとめは、今週以降も続けます。これは、佳奈さんへの愛です。ちゃんとした形で、出演内容をまとめておきたいです。

でも、超ザックリまとめると、次の様になります。

一関大佐に振られた物の、鈴子の色恋沙汰が面白くてちょっかいを出しています。でも、一関大佐から鈴子宛に最期の手紙が来た事を知り、鈴子を憎みます。追い打ちをかける様に、一関大佐の戦死を知り、ワカナは半狂乱になります。

ラジオ放送の小道具のマイクに「JOBK」って書かれていました。NHK大阪放送局のコールサインですね。

佳奈さんの演技、すごいです。一関大佐の戦死を知るシーンで、顔を歪めて叫び出す所。ここが一番力のこもった所でした。でも他に、妙に幼さを見せる表情が出たり、多彩に使い分けています。かなり、役者として成長しているのではないでしょうか?

一郎さん良いなぁ〜。佳奈さんのコリをほぐしてあげたい…。佳奈さんをギュッとしてあげたい…。

一関大佐、死んじゃいました。せっかく佳奈さんに「イッチー」って呼んでもらえてたのに。死んじゃったら、どうにもならないよね…。

一郎は、ワカナに黙って「一関大佐を好き」って書いてしまったと言っていましたが、それをワカナは気付かなかったのですね。一郎がワカナに気付かれない様にコソコソしていたか、あるいはワカナが一郎を完全に信用して、何もチェックしなかったか。多分、後者なんでしょうね。

う〜ん、20日の放送が楽しみの様な、怖い様な…。

ミスワカナを演じる、三倉佳奈さんのブログも必読です。

それと、もんぺ姿も公開されています。

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Posted by お市のかた