ドラマ「鈴子の恋」第4週

マナカナ,映画・テレビ・ラジオ

「鈴子の恋」は4週目です。今週も、一週間分をまとめ見しました。

展開が速いですね〜。追いつくのが大変かも。

第4週のあらすじ(敬称略)

鈴子(映美くらら)と真蔵(木村了)は、遂に追っ手にアパートを突き止められてしまい、真蔵は純蔵の元に連れ戻されてしまいます。結局真蔵は、鈴子よりも家を選択し、鈴子と別れる事になりました。

鈴子は座長として一座に戻ります。復帰後の初めての公演は、新宮の真蔵の劇場でした。「化け猫」は大受けし、満員御礼となりました。

その後、日向鈴子一座は、朝鮮、中国へと渡り、兵隊さん達を慰問します。一座は各地で大歓迎を受けます。

鈴子は、死に直面する兵隊さん達に、生きる勇気や心の平穏を与える為、慰問を続ける事を決意します。より危険な南京へも…。

せっかく一緒になった鈴子と真蔵は、別れてしまいました。真蔵は結局、良いとこのボンボンで、苦難を乗り越えてまで鈴子とは一緒に暮らせないと言う事ですね。

結局、真蔵が甘いと言う事ですが、そそのかした鈴子の母せいにも、責任はあるよなぁ。

でも、鈴子は強いですね。そんな結果になってしまっても、芸の肥やしとして吸収してしまいました。

花丸師匠は、とんでもないヤツですね。秋夫を博打の道に引きづり込んだ上、借金を背負わせるし、恩になった日向鈴子一座から一方的に抜けてしまうし、座員の夏子を孕ませるし。そのあげく、せっかく迎え入れてもらった轟金之助劇団からどろんですよ。

花丸師匠、最低ですね。自分をコントロールできない人なんですね。

旅一座の中の、男女のモラルって、どうなってるの? ドロドロですね。そうならない様に、さきがコントロールしていたんですね。

それにしても、日向鈴子一座の座員の名前って、テキトーだなぁ。春夫、夏子、秋夫、冬子だけかと思ったら、松夫、竹夫、梅子だって。春夏秋冬に、松竹梅。

来週、鈴子とワカナが、中国で再開しそうです。それと、良太とも再開しそうです。どういう展開になるのでしょうか?

さきは、鈴子達が帰国する前に、死んでしまう気がするな…。

第4週まとめ(敬称略)

鈴子と駆け落ちした真蔵。でも真蔵は、純蔵(山崎銀之丞)の出した追っ手におびえ、心が揺らいでいます。

英次郎(片岡鶴太郎)はワカナ(三倉佳奈)と取引して、鈴子の居場所を聞きだし、やってきました。英次郎は、無理矢理鈴子を連れ返そうとしますが、ワカナに止められます。

鈴子は、真蔵の本当の気持ちを知りたがっています。鈴子は、真蔵が逃げてばっかりで、戦わない事を責めます。本当に愛しているなら戦うはずだと。

でも、真蔵は、親に逆らわずに生きて来た自分を変えられません。それに、本当に勘当になったら、純蔵の財産が入ってこなくなると。

そんな真蔵の言葉を聞き、鈴子はアパートを飛び出してしまいます。次の朝、アパートに戻って来た時は、真蔵からのメモとおにぎりが残されていました。

真蔵は新しいアパートを見つけ、引っ越そうとします。そこへ、純蔵の追っ手が、アパートにやって来て、真蔵を連れ戻してしまいました。

困った鈴子は、ワカナに相談します。新宮へ行きたいと。ワカナは、鈴子とともに、新宮へ行ってくれる事になりました。

鈴子は、新宮で真蔵と再開します。そこで鈴子が真蔵から聞いた言葉は、許嫁と結納を交わし、親の後を継ぎ、小屋主になると言う事でした。

鈴子と真蔵は、結局一緒になる事はできませんでした。

真蔵と別れた鈴子の元に、英次郎が迎えに来ます。母さき(浅野ゆう子)が、白血病と言う事を知らされます。

鈴子が日向鈴子一座を復活させるのと引き換えに、さきが入院する事を承諾します。座長に戻った鈴子は、真蔵の新宮の劇場で公演する事になりました。

新宮へ向かう途中の電車で、中国と戦争が始まった事を知ります。

新宮での出し物は、「化け猫」に決まりました。「許嫁に裏切られて身投げした女が化け猫になって復習する」話です。鈴子は、化け猫を退治する役をやります。この出し物が好評で、満員御礼が出ました。

新宮の公演が終わった後、一座は朝鮮、中国を回る事にします。さきの入院代を稼ぐ為です。

入院しているさきは、もう鈴子には教えられる事は無いと英次郎に伝えます。新しい師匠か、才能のある相方を見つけた方が良いと。

そんな状況の中、座員の夏子(大谷允保)に赤ちゃんができた事がわかります。夏子は、赤ちゃんを堕ろすと言い、父親が誰であるかを明かしません。

結局、夏子の父親は、日向鈴子一座を去って行った、花丸師匠(五代高之)だと言う事がわかります。その花丸師匠が居るはずの轟金之助劇団から、花丸師匠がどろんしていた事がわかりました。

かたくなに赤ちゃんを堕ろすと主張する夏子。天宝(田口主将)は、「子はかすがいと言ってね、かすがいは木をつなぎ止める釘だ。夏っちゃんの子は一座をつなぎ止めてくれるよ。」と、説得します。夏子の赤ちゃんは、一座全員で育てる事になりました。

一座が、朝鮮に出発する前日、座員がさきを見舞いに来ます。さきは、座員全員に言葉をかけて行きます。

一座は、釜山、京城、大連へとやってきます。一座は各地で大歓迎を受けます。

大連の継ぎに何処へ行くかを決めるとき、より危険な南京に行く事になりました。より多くのお金をもらえると言う事もありますが、鈴子の「私の歌や芝居がたとえ一瞬でも生きる勇気を与えたり心の平穏をもたらすんだったら危険とか怖いなんて言ってたら駄目な気がする。だって兵隊さん達はもっと死に直面しているわけだし。」と言う思いからでした。

私が「鈴子の恋」を見ている理由は、ミス・ワカナ役として、三倉佳奈さんが出演しているからです。

そのワカナを主人公と見据えた時の、第4週のあらすじです。

ワカナは、鈴子達を応援する一方、決意の甘さを叱ります。ですが、英次郎に鈴子の居場所を詰め寄られ、取引の末、教えてしまいます。その場は治まりますが、真蔵が父親の元に連れ戻されてしまいました。鈴子達にけじめをつけさせるべく、一緒に新宮に乗り込みます。二人の別れを、自分の事の様に悲しむワカナでした。

ワカナには、「わらわし隊」として満州へ渡って欲しいと吉本の御寮人から依頼を受けますが、断ります。ですが、座長として復帰した鈴子が中国に行く事を知り、「わらわし隊」に参加する事になりました。報酬を増額してもらうつもりでしたが、御寮人に上手く丸め込まれてしまいます。

こんな感じですかね。

ワカナは、面倒見が良いですね。ちゃんと本当の事をわかっている。駆け落ちに対する心構えを、最初から鈴子と真蔵に伝えておいても良かったのかも知れないなと思いました。鈴子も真蔵も甘ちゃんなので。

あれほど行きたがらなかった中国へ、ワカナが行くと言い出したのは意外でした。鈴子が行くからと言う理由だけで、信念を変える物ですかね? 報酬が倍になる事を期待していたようですが、それも無くなり。断るに断れなくしてしまう、御寮人の交渉術の上手さでしょうか?

でも、ワカナが真蔵を叱るシーン、すごい迫力ですね…。あんな感じで迫られたら、何も言えなくなってしまう…。

第4週のワカナに関すする話を、もっともっと詳しくまとめると、次の通りです。題して、「ワカナの恋」

「ワカナの恋」(第4週)

ワカナ(三倉佳奈)は、鈴子(映見くらら)と真蔵(木村了)のアパートに来ます。二人は暗い雰囲気で、まるでお通夜の様と感じます。ワカナはそんな二人の気持ちを察します。せっかく一緒になったのに、こんなはずでは無かったと。駆け落ちは、誰からも祝福されないし、認められないと、改めて二人に告げます。

真蔵は満州に行きたがります。そんな真蔵をワカナは一喝します。甘ったれるなと。中国は、もうすぐ戦争になるかも知れないのに、そんな危険な所に鈴子を連れて行くのかと。大阪でもビビりまくっている真蔵が、満州でやって行ける訳が無いと。満州には、純蔵の追っ手は来ないかも知れないけれど、弾が飛んで来ると。

「あんたら、気合いが足らんわ」と二人を叱り飛ばします。

そんなワカナには、吉本の御寮人のせい(かとうかず子)から、「わらわし隊」へ行けと言われます。兵隊を笑わせに行くから、「わらわし隊」です。でもワカナは、満州にはしんどい思い出がいっぱいあるから、満州へは行きたくないと断ります。

そこへ、ワカナなら鈴子の居場所を知っているのではと、英次郎(片岡鶴太郎)がワカナを訪ねてきます。英次郎とワカナが話していると、ついついワカナは、真蔵の存在をにおわせてしまいます。「新宮のボンボン」とか「アレはちょっと頼んない」とか。想像しただけだと、ワカナはごまかします。

でも、結局、ワカナは英次郎に「二人を無理矢理引き離す様な事はしない」と言う条件のもと、鈴子と真蔵の居場所を知らせます。

でも英次郎は、約束を破り、鈴子を無理矢理つれて帰ろうとします。そこへ駆けつけたワカナ。ワカナが責任を持って、鈴子達を預かるので、もう少し自由にさせて欲しいと頼みます。英次郎は、駆け落ちの大先輩で、鈴子はあの時のさきと同じではないかと。

真蔵を純蔵(山崎銀之丞)の追っ手に取り返されて、一人になってしまった鈴子は、ワカナの元を訪ねてきます。ワカナは、鈴子に神戸へ帰れと言いますが、鈴子は聞きません。新宮へ行きたいから、お金を貸して欲しいと。

それを聞いてワカナは、週末の地方公演(泉佐野、岸和田)のついでに、新宮へ鈴子と一緒に行く事にしました。ワカナは一郎(清水伸)に、「ヒュウガ スズコノケンデ アイタシ ミスワカナ」と、純蔵宛てに電報を打たせます。

鈴子と真蔵の話し合いを聞いていたワカナ。悲しい結末に、ワカナは泣き崩れます。

ワカナは、帰りの列車の中でも泣いています。「ほんま言うと、鈴ちゃん。あいつはおぼっちゃまで弱すぎる。真蔵のええところは、顔だけやった。」と。

ワカナは、一郎は心の二枚目だと、のろけます。

エンタツ師匠(青野敏行)から鈴子は、最近のワカナの行動は度を超していると聞きました。会社の言う事は聞かないし、給料の事で文句を言うと。それは、今人気のあるときだから仕方ないとわかっていますが、落ち目になった時にしっぺ返し、それも倍返しで喰らうと、実情も聞きました。

日向鈴子一座が朝鮮・中国へ行くと決めた後、鈴子はワカナの元に挨拶に来ます。ワカナは、鈴子が中国へ行く事を聞き、自分も行く事にしました。

ちょうど良い具合に、御寮人が現れます。ワカナは、わらわし隊に行けば、報酬はどの位貰えるのかと尋ねます。しかし、わらわし隊は、三遊亭柳枝(りゅうし)(神保悟志)が行く事になったと告げられます。

一度、中国へ行くと言いかけた手前、ワカナは引っ込みが付かなくなります。結局、報酬はそのままで、わらわし隊として中国へ行かされる事になりました。

いや〜、ワカナのストーリーも、しっかりできていますね。

第13話の、アパートでの衣装です。

第14話の、楽屋での衣装です。

他、ワカナは、第16話にも出ていました。

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Posted by お市のかた