IODATAのNAS「HDL2-A」ってどう? [追記あり]

2012年8月23日パソコン・インターネット

10月上旬に、IODATAから新型のNAS「LAN DISK HDL2-A」が出るようです。

2TBモデルで、31,700円(税抜き)です。

私が昔、LANDISK Home HDL4-G 2.0を買った時は、約9万円でした。それに比べると、ずいぶん安くなったなぁ。

HDL2-Aは内蔵ディスクが2台だから、RAID-0/1しか組めないし、割り切った仕様になっていますからね。それで、安くできたんでしょう。

HDL2-AのUSBポートに外付けHDDをつなぐと、そちらに自動でバックアップを取ってくれるみたいです。これは、便利かも。

RAID-0を組めば、Read時100MB/sの転送速度が得られる様です。HDL4-Gの10倍速いです。

RAID-0で運用して、外付けHDDにバックアップと言う使い方が良いのでしょうか?

HDL2-Aの仕様で良くわからないのが、対応OSがMac OS X 10.5, 10.6なのに、対応プロトコルがAppleTalkなんです。10.5や10.6って、AppleTalkでファイル共有はできないんじゃないの? どういう事でしょう?

20110924hdl2a

でも、ファイルサーバー機能としては、AppleShareに対応している…。

20110924hdl2aappleshare

AppleShareって、AFPを使ったファイル共有ですよね?

まあ、Webカタログの書き間違いなのでしょうが、基本的な事ですよね?

それと、OS X 10.7 Lionには、対応していないようです。これから発売なのに、Lionに対応しないなんて、どういう事でしょうか?

転送速度が速くなっているのは魅力ですけれど、Lionで使えないんじゃあね。対応予定にもなっていませんし。

「リモートリンク2」と言う機能を使うと、外出先からや、iPadなどからも、HDL2-Aにアクセスできるみたいです。でも、iobb.netの設定をしなければならなそうです。

素直に、WebDAVに対応してくれれば良いのに。

外観を見ると、冷却ファンは一般的な形状の物を使っている様ですね。これは良いかも。

HDL4-Gはシロッコファンで、入手しづらいです。その上、ファンが壊れ易い…。

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(追記 2011-09-26 21:43)

IODATAに確認してみました。

Lion対応は未定だそうです。

Webカタログの記載間違いを連絡したのですが、技術担当みたいな人が出て来て、「"AppleTalk"の記載は正しい」と言って、受け入れられませんでした。

Finderから、HDL2-Aへ接続できる事は、確認しているそうです。

担当者からの対応のされ方が、なんだか、クレーマーの様に扱われた感じでした。

もちろん、こちらは丁寧な言葉で連絡しています。

IODATAは好きだったのですが、二度と買わないと思う。 (2012-08-22 21:52 訂正)

転送速度は遅くなりますが、Buffaloの方はLion対応になっているので、今すぐ欲しい方は、こちらの方が良いかも。

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(追記 2011-11-01 23:09)

本日確認したら、Macintoshの対応プロトコルに"TCP/IP"が追加されていました。

20111101hdl2aspec

やっぱり、仕様書が間違ってたんじゃないか。対応プロトコルでTCP/IPをサポートしていなくて、Mac OS X 10.5/10.6からつながる訳がない。

この記載だと、AppleShareで、TCP/IPとAppleTalkの両方をサポートするってことか?!

AppleTalkをサポートするのって、意味があるのでしょうか? メリットがあるとしたら、Mac OS 8.5よりも前のOSで、ファイルサーバの発見に使えるくらいです。

(追記 2012-03-15 00:15)

2012年2月1日に、ファームウェア1.02がリリースされ、OS X 10.7に対応になった様です。

20120223hdl2a2

2012年2月23日に、仕様を確認した所、更に書き変わっていました。(この記事の更新が遅くなってしまって、申し訳ありません)

20120223hdl2a1

やっと、記述的にはまともになった様です。

対応プロトコルが、"TCP/IP"に統一された様です。表記では"TCP-IP"となっていますので、ちょっと残念な感じですけれど。

普段の私なら、この様な間違いに気が付いた場合、一報を入れる様にしています。ですが、上にも書いた通り、IODATAの担当者にひどい扱いを受けたので、私からは連絡しません。

それと、コメントでいただいているのですが、ファームウェアアップデータが暗号化されて、簡単には手を入れられなくなった様です。

Wikipediaにも記載されています。

もし、基板上にシリアルポートが残っていれば、ハードウェアの改造でHACKできるかも知れません。当然、IOデータの保証・修理が効かなくなります。

(追記 2012-08-22 21:52)

とおりすがり。さんから、コメントで色々教えていただきました。

  • HDL2-Aが簡単にHACKできない様になっているのは、DTCP-IPに対応しているためではないか? コンテンツ保護のための情報を見られては困るため。他のDTCP-IP対応の機種も、updaterが暗号化されている。
  • 製品のカーネルはパスワードつきのZIP圧縮のかかったものなので、それを前提としたブートパラメータでは、標準のカーネル以外の起動は難しい。
  • HDL2-Aは、基板上にシリアルポートあり。ただし、前記の理由により、シリアルポートからはbootプロセスを観測できる程度にしかならない。
  • 受付/サポートが、全ての技術を知っている訳ではないので、こちらの意図が伝わらず、今回の様な対応になったのではないか?
  • Webページの訂正の件は、やっと気づいたので直した程度ではないか?
  • IODATAのLAN/USBハイブリッド機は、システムをHPA領域に置く事で、USBでつないだ時(ディスクを取り出したときも同じ)には、システムを隠蔽する。LANでつないだ時には、HPA領域を解放し、かつパーティションテーブルを書き換えて、システム領域にアクセスできる様にする。

自分だけでは気づけない/わからない事がたくさんあります。コメントで教えていただけるのは、大変ありがたいです。

(追記 2012-08-23 07:49)

とおりすがり。さんからご指摘をいただきましたので、訂正しました。

Posted by お市のかた