NASがあれば…こう使いたい!

2012年4月12日パソコン・インターネット

「LANDISK Home」を自分ならこう使う!

I-O DATA では、LANDISK Home の発売を記念して、アイ・オー・データ Blog上で春らんらん!LANDISKでドリームGETキャンペーン と言うのを開催しています(2007/4/19〜2007/05/06)。これは、その応募記事として書いています。テーマは、4つほど用意されているのですが、一番ベタな内容で勝負します。

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NASが欲しいという記事に、LANDISK Homeで気に入っている仕様をまとめました。追加したことも含め、もう一度掲載すると、次の通りです。

  • RAID-5に対応
  • iTunesサーバー機能搭載
  • DLNA対応
  • 1000Base-T対応(ジャンボフレーム対応)
  • Mac OS X/Windows対応
  • UPS対応

RAID-5は、ディスクの書き込み時に、データに冗長性を持たせる(誤り訂正符号を使用する)ことによって、内蔵した4台のハードディスクの内、1台が故障しても、残りの3台でカバーして、データの消失を防げると言う物です。壊れたハードディスクを良品に交換すれば、元の安全な、つまり冗長性を持った状態に戻せます。RAID-5を使う場合、ハードディスク4台の合計の、3/4の容量になります。つまり、1テラバイト(1,000ギガバイト)のモデルの場合、750メガバイト、2テラバイト(2,000ギガバイト)のモデルの場合、1,500ギガバイトとなります。LANDISK Homeは、データ容量を犠牲にしない、スパニングモード(おそらくRAID-0の事)も持っています。ですが、データ容量とデータの保全を考えたら、当然、データ保全のことを考えるべきでしょう。ここは迷わず、RAID-5を選びます。今の私は、びくびくしながら、ローカルのハードディスクにデータを溜めている訳ですが、LANDISK Homeがあれば、そちらにデータを保管することで、データが失われる可能性が減ります。しかし、RAID-5を使っているからと言って、データが絶対に消失しない訳ではなく、故意にファイルを消したり、ハードディスクが同時に2台以上故障してしまうと、データは失われます。重要なデータは、バックアップを取っておくべきことには、代わりありません。それと、交換用の予備のハードディスクを常備しておいた方が良いと思います。

iTunesの曲を家族で共有しているのですが、サーバーとなっているパソコンを止めてしまうと、他のパソコンで曲を聞くことが出来なくなってしまいます。LANDISK Homeは24時間稼働が前提ですので、いつでも、どのパソコンからでも曲を聞くことが出来ます。ただ惜しいのは、曲の共有だけで、ビデオの共有には対応していなさそうなことです。これは、マニュアルやQ&Aを読んでの推測です。共有出来るファイルの拡張子が、.mp3, .m4a, .m4pの3種類だけと書かれています。これらはそれぞれ、いわゆるMP3フォーマットの曲、AACフォーマットの曲、保護されたAACフォーマットの曲(iTunes storeで買った曲)になります。ビデオフォーマットの拡張子、.mp4, m4vに付いては書かれていません。LANDISK Homeのホームページには、「Apple TVをクライアントとして利用することはできません。」と書かれているので、きっと、そういう制限からなのでしょう。私は、Apple TVを使う予定はありませんが、他のパソコンとビデオ共有はしたいです。曲よりもビデオの方の容量が大きいので、残念でしかたがありません。

DLNA対応と言うことで、それに対応したテレビなどからアクセス出来るようになります。私はまだそういう機器を持っていませんが、将来的には役に立ちそうです。この機能を使って出来ることは、ビデオ、写真、音楽をDLNA対応装置で再生出来ると言うことです。リビングにDLNA対応の再生装置を置いておけば、例えば次のような事が出来ます。それはハードディスクムービー(日本ビクターEverio (エブリオ)で撮ったビデオ(MPEG2形式)を、LANDISK HomeのDLNA公開フォルダに入れておけば、リビングで見ることが出来ると言うことです。ただし、EverioのMPEG2ビデオファイルの拡張子は.modになっているので、.mpegに変えておく必要があります。ほか、.vobファイルの公開にも対応しているので、DVDからリッピングしたビデオの再生も出来ます。大容量ならでの使い方です。

1000Base-Tのジャンボフレーム対応は、上位機種LANDISK Tera から受け継がれた機能です。廉価版のLANDISK Homeになっても、この機能が削除されなくて良かったです。ジャンボフレームの効果は、テラバイトサーバにギガビットネットワークを導入 に書かれています。この記事によると、内蔵ディスクと変わらない読み書き速度が期待出来そうなのです。手持ちの環境は、100Base-Tしかないのですが、順次、1000Base-Tに置き換えて行くつもりです。

Mac OS X/Windows両対応と言うことも魅力の一つです。わが家には、MacとWindowsが混在しており、両方からアクセス出来ることが必須になります。某社製のNASは、Mac OS Xからアクセスすると、ファイル名の長さが31byteまでという制限があったらしく、実用的ではなかったそうです。LANDISK Homeのマニュアルで確認した所、255byteまでファイル名に使えるとの事なので、問題ありません。Q&Aを見ると、Mac OS Xで、「*」や「/」の入ったファイル名を作った場合、Windowsでは文字化けする物の、ファイルそのもののアクセスは可能だと書いてありました。LANDISK Homeでは、Mac OS X以前のMac OSでは使えなくなってしまったようだけれど、時代の流れを考えると、仕方ないでしょうね。

UPS(Uninterruptible Power Supply、無停電電源装置)に対応していることも嬉しいです。停電は滅多に起きないのですが、電化製品を同時に使いすぎたり、自然災害で停電することがたまにあります。そんな場合でも、UPSを使うことにより、LANDISK Homeを安全にシャットダウン(電源オフ)する事が出来るので、データの消失可能性を減らせます。対応しているUPSを調べて、良さそうだったのは、APC社ES-500 という装置です。LANDISK HomeとネットワークハブをES-500につなげ、LANDISK HomeとES-500の間はUSBでつなげて必要な設定をしておくと、停電時に自動的にシャットダウン出来るようです。ES-500は、安い所なら1万円前後で手に入るようです。データの保全性を考えて、ぜひ導入したいと思います。ES-500を導入する上で注意しなければならないことは、内蔵されているバッテリーは消耗品だと言うことです。仕様を見ると、使用温度条件が5〜25℃の時で、4.0年(四年)が平均寿命とのことです。バッテリーは交換出来るようですが、交換用バッテリーは定価だと税込みで8,610円もします。UPSを買い直した方がお得な気がします。

上が、特徴と使い方になります。LANDISK Home、およびUPSを導入することで、データ消失と言う最も恐ろしい危険性を減らすことが出来ます。これにより、安心したパソコンライフを送ることが出来るようになります。今使っているデータをほとんどすべてを、コピーしておこうと思います。

設ディスクで重要なのは、やはりディスク容量です。一番ハードディスクを消費するのは、ビデオデータです。ハードディスクムービー(日本ビクターEverio (エブリオ)でビデオ(MPEG2形式)を撮って、それをiMoivieで編集するためにDV形式に変換すると、あっという間に何十ギガバイトものディスクを消費してしまいます。RAID-5の場合でも、750ギガ、あるいは1,500ギガもの容量があるので、安心して撮りだめ出来ます。

NASと言うことで、家中のどのパソコンからでも、常に同じデータをアクセス出来ます。家族のパソコンをちょっと借りて、同じデータで作業すると言うことが、簡単に出来ます。購入した状態では、全員で共有出来るフォルダがあるようなので、共通に使うデータを保管しておくために使えます。

なみに、NASというのは、Network-Attached Storageの略です。ネットワークにつなげられたパソコンなどからアクセス出来るハードディスクと思えばいいでしょう。ハードディスクと言ってもNASの実態は小さなパソコンとも呼べる装置なので、電源を切る時もシャットダウンと言う操作が必要になるのです。シャットダウン(通常の電源を切る操作)をしないで、AC電源を切ってしまうと、故障の原因になったり、データ消失の可能性が高くなったりしますとマニュアルに書かれています。また、個人別のフォルダを設定するなど、細かい設定をしようとすると、それなりの知識が必要になってきます。200ページ以上あるマニュアルと格闘する覚悟が必要です。マニュアルは分りやすく工夫されていますが、パソコンの素人だと、手に余すでしょう。

ころで、先日、店頭でモックアップを見てきました。意外とコンパクトです。これなら、置く場所にも困らなさそうです。1000Base-Tへの置き換えの件もあるので、まずはメインで使っている1000Base-T対応のパソコン(PowerMac G4/MDD)のそばに置くことになると思います。

ァイル名の大文字・小文字を、LANDISK Homeは、区別するのでしょうか?これは、マニュアルにもQ&Aにも載っていません。ただ、上位機種のLANDISK Teraのブログ に載っていた、I-O DATA の担当者からのコメントでは、LANDISK Teraはファイル名の大文字・小文字を区別しないようです。アプリケーションによっては、ハードディスクがファイルの大文字・小文字を区別するようにすると、おかしな動作をするものもあるらしいので、気になる所です。そのアプリケーションの動作に付いては、自分で確かめた訳ではありませんので、詳細は分りません。

LANDISK Homeは、いろいろとバランスの取れた、良いNASだと思います。早く使いたいなぁ~。

キーワード:LANDISK Home
リンク:
http://www.iodata.jp/landiskhome

キーワード:アイ・オー・データ Blog
リンク:
http://blog.iodata.jp/

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Posted by お市のかた