のだめカンタービレ Lesson 10 冬の精神

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とうとう、のだめカンタービレも、残り一話を残すのみになってしまいました。予告を見る限り、来週はハッピーエンドになりそうな予感…。

コンクールの2次予選は、先週予想していた通り、のだめが千秋を見つけて、盛り返して、何とか合格しました。

そして、本選です。1曲目は、千秋を感動させるほどの完ぺきな演奏をしました。でも、2曲目は…。練習時間がなかった為、そして、バスの中で聞いてしまった着メロに邪魔されて、きちんと演奏する事が出来ませんでした。そして、目指していた1位どころか、入賞も出来ませんでした。きっと、審査員のオクレール先生の意向なのでしょうが、1位は空席のままになっていました。

見ていた時の予想では、のだめが特別賞か何かを受賞するかと思っていたのですが、コンクールは、そんなに甘い物ではないのですね。

サブタイトルに「冬の精神」と付けたのは、今日読んだ朝日新聞の夕刊の記事の影響を受けています。

パレスチナ生まれの英文学者エドワード・サイードの考えが紹介されていました。「いまが困難な冬の時代だからこそ、厳しい冬の精神を持たなければならないのだ」とサイードは考えていると、翻訳を手がけた英文学者の大橋洋一氏が述べています。

千秋も、のだめも、峰も、清良も、のだめカンタービレに出てくる主要人物は、冬の時代を経験して、強くなっているように見えます。

そんなことを考えながらドラマを見ていると、私も、今、冬の時代を過ごしているのではないかと思います。生活にこそ不自由はないのですが、精神的に辛い事が多い(気分が晴れない)毎日です。

冬は季節の終わりではなくて 冬は季節の次の始まり
冬に季節が死ぬ訳じゃなくて 冬は春を生み出すちから

(作詞:さだまさし、『サクラサク』より)

私の好きなさだまさしさんの詩(うた)です。この詩を聞きながら、今の冬の時代を耐えています。終わりの無い冬はないのです。必ず春は来ると、信じていたいです。

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Posted by お市のかた